結局自滅してしまうかなしい植物…セイタカアワダチソウ
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 2020年2月9日
- 読了時間: 5分
更新日:2 日前
ん?植物に雪が積もってる?と一瞬見間違うほど、白いものをまとっているこちら。この植物の正体は先日紹介したセイタカアワダチソウです。

え、全然姿が違うけど・・・?とツッコまれそうですが、こちらは綿毛をつけている状態のセイタカアワダチソウです。おや、泡だっているようにも見えませんか。
実際お風呂に入れても泡立ちますが、綿毛を付けた様子も泡立って見えるのです。実際どちらが由来でその名がついたのか、わかりませんが、よく特徴をとられた名前がついていますよね。
ブタクサに似ていますが、アレルギーなどを引き起こしません。風で花粉も飛びませんし、虫が受粉を手伝わないといけない花なので、花粉症の原因にもなりません。
セイタカアワダチソウは外来種になり要注意外来生物になっていますが、薬効の効果もありますのでデメリットばかりではありません。でも周りに生えていたり植えている植物の成長の妨げになってしまう「アレロパシー物質」が出るので嫌われたりするのです。けっこういい仕事をしてくれるのに(笑)。
セイタカアワダチソウはお風呂の時に入浴剤としても使えます。つぼみの時に日干ししたものをお風呂に入れて入ると良いと言われています。
デトックス作用がありアトピーにも効果があるらしいです。あなたも知っている「ポリフェノール」も含まれており皮膚に良いみたいですね。身体の中の毒も出してくれますよ。
根は火傷の際に湿布として利用する事も可能で乾燥させ粉末にすると防腐剤として使用することができます。花は鎮痛剤、解熱剤にもなります。花から作られたお茶は、下痢、体の痛み、発熱の治療に使用されます。 かなり万能な植物なのです。
さて、前回嫌われ者だと紹介しました。セイタカアワダチソウがいると、周囲の植物は弱ってしまうのです。その理由はセイタカアワダチソウの根からでる成分。これが周囲の植物にとっては毒のような成分のため、周囲の植物を弱らせるのです。そうやって、空地にたくさん広がってきました。
しかし、なんとその毒は自分をも弱らせます。最終的には自滅することもある、ちょっとかわいそうな植物。万が一、皆さんのお庭に生えてきたら、かわいそうですが抜いてあげて下さいね。周りの大切な植物が傷んでしまうことがありますよ。 たまにセイタカアワダチソウの駆除について問い合わせがあるが、実はとても人間にとっても有用な植物なのです。
根の仕組みを知ると、駆除の意味がわかる
セイタカアワダチソウが嫌われる本当の理由は、「アレロパシー」と呼ばれる現象にあります。根からポリアセチレン化合物という成分が土の中に染み出し、周囲の植物の発芽を妨げ、成長を止めてしまうのです。
しかもその根は、地表から10cmほどの浅いところに網のように広がり、1シーズンで15〜60cmも横へ伸びます。6月頃から放射状に地下茎を張り始め、気づけば隣の庭木の根の下まで到達していることも。「ちょっと生えてきた」と思ってほうっておくと、翌年には一帯に広がっているのはこのためです。

庭に生えてきたら、5〜10月が対処の季節
駆除するなら、5月から10月が適期です。一番効果的なのは、雨上がりに根茎ごと引き抜くこと。地面がやわらかいうちに、根の深い部分まで丁寧に取り除きます。地上部だけ刈っても、地下に蓄えた養分で再生してくるため、根を残さないことが大切です。
刈り込みで対応する場合は、年2回以上が目安。大事なのは、綿毛が飛ぶ前に刈ること。11月までに種が飛んでしまうと、来年また同じ場所から増えます。
除草剤を使う場合は、グリホサート系が根まで枯死させます。刈り取り後に散布すると、切り口から成分が浸透して効果が高まります。ただし、周囲の庭木や花壇に除草剤が飛散しないよう、天気が良く風のない日に行いましょう。

結局は、人にも土にも正直な植物
抜いても抜いてもまた生える。でも、自分が出した毒で自分も枯れていく。そのサイクルを繰り返しながらも、土壌を豊かにする働きも持ちます。空き地に最初に根を張り、時間をかけて他の植物が定着できる環境を作ってから、静かに消えていく「先駆種」でもあるのです。
「要注意外来生物」でありながら、生態系の先駆種でもある。いなくなってほしいけど、いてくれてよかった——そんなちょっと複雑な植物です。庭に生えてきたら、そんなことを思いながら抜いてみてください。
よくある質問
セイタカアワダチソウはいつ抜けばいい?
5〜10月が最適期です。雨上がりの翌日に根ごと引き抜くのが一番効果的。種が飛ぶ前(10月頃まで)に対処できれば、来年の発生を大幅に減らせます。
除草剤は何を使えばいいですか?
根まで枯らすならグリホサート系(ラウンドアップ等)が有効です。刈り取った後の切り口に散布すると浸透しやすくなります。ただし、周囲の植物への飛散に注意が必要です。
花粉症になりますか?
なりません。セイタカアワダチソウは虫が花粉を運ぶ虫媒花で、風で花粉が飛ぶ仕組みではありません。ブタクサと見た目が似ているため混同されますが、アレルギーとは無関係です。
庭の草管理や植物についてのご相談は、三重県の剪定屋空までお気軽にどうぞ。お庭の状況を確認したうえで、適切な対処法をご提案します。
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