釣り鐘状の小さな花が集まって咲く可憐な印象の花、エリカ。ツツジ科エリカ属の総称で、世界には700種類以上の野生種があるといわれています。
大正時代には日本に多くの種が入ってきたそうですが、その後淘汰され、現在は30種類ほどが流通しているようです。
春先のジャノメエリカやスズランの花のような形のスズランエリカ、画像の淡いピンク色のエリカは冬咲き種で、代表的なクリスマスパレードなど10月から2月の寒い時期にも花をつける種類も。
原産国はアフリカ、ヨーロッパ地中海地方で、学名をErica、別名には栄寿(えいじゅ)、ヒースもあります。
切花やドライフラワー、スワッグにするにもよく、海外系の花とミックスしても馴染みます。日本でも人気が高い花のひとつですし、好まれる方も多いかと思いますが、プレゼントするときに少し気にかけたいのが花言葉。
その可憐で繊細な雰囲気からか「孤独」「寂しさ」英名では「solitude(孤独)」。
そんな寂し気な意味の花言葉がつけられているので、贈る方には少しネガティブなイメージを与えてしまうかもしれません。
ただ色別、品種別にはポジティブな言葉も並び、クリスマスパレードには「博愛」「心地よい」、白いスズランエリカは「幸せな愛」なども。
フランスやイギリスでは5月の「スズランの日」に白いエリカをプレゼントし、幸福の訪れを祈る習慣や、エリカを贈ると「愛の告白」を意味する風習もあるようなので、そんな話と共にポジティブなメッセージを添えて贈ってみてはいかがでしょう。
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