イエローのセンターに白い花びら、コントラストが可愛らしい小菊「スノーポール」です。
キク科 モクシュンギク属のマーガレットを小さくしたような3cmほどのサイズ感、ノースポールはキク科・フランスキク属、北アフリカ原産。12月頃から5月頃まで寒い時期にも元気に花を咲かせます。
逆に高温湿度には弱く夏には枯れてしまうので、日本では一年草として扱われているようです。
春の最盛期には遠目にも全体が真っ白になるほどたくさんの花を咲かせることから、ノースポール(North Pole)=北極点という意味の名前がつけられたとか。
ただノースポールという名前は流通名としてつけられたもので、「クリサンセマム・パルドサム」という名前が正式名称。タネの名称にはクリサンセマム表記のものも多いようです。
他には和名として「寒白菊(カンシロギク)」という呼び名もあります。
花言葉は「高潔」「誠実」「清潔」など。
また「冬の訪れ」「冬の足音」という素敵な言葉もあるように、目立つ花ではないものの素朴な植物ながらも冬の季節のシンボル的な花として扱われています。
またちょっとおもしろい花言葉では「輪廻転生(りんねてんしょう)」も。一説によるとこぼれ種でもよく育つノースポールの性質から、何度も生まれ変わるイメージがもたれたということ。生命力の強い花にピッタリかもしれませんね。
開花期が長く観賞を楽しめること、ガーデニング初心者でも育てやすいこと、色彩がさみしくなる冬の花壇に彩りを添えてくれる花としても人気があります。
冬から春のさみしくなりがちなお庭に、小さくても強く、かわいいノースポールを加えてみてはいかがでしょう。