左右に広がった葉っぱを触ると、そっと閉じてゆく…不思議な植物オジギソウ。
オジギソウ:マメ科オジギソウ属、南アメリカ・ブラジル原産の植物です。
その動きの理由は外敵から葉を守るため?水分の蒸発を防ぐため?と諸説推察はされてきました。中には「地震が起こる前には葉を閉じる」という地震予知説もあり、「予言」「予知」という花言葉が付けられるほどミステリアスな植物。
そのオジギソウについての新情報<不思議なおじぎ運動、その謎が「ついに解明!」>というニュースを目にしました。
記事には、オジギソウが動く「おじぎ運動」のメカニズム、外部からの刺激を細胞内のカルシウムイオンが信号として葉に伝え葉を閉じていく様子が映像で検証されています。
これは人間や動物と同じ感覚で、「植物は何も感じてないと思われがちだが、<触られた>という感覚があり、全体に情報を送ることができる」ということ。
さらにおじぎをする理由は昆虫が葉を食べ始めると「葉を閉じる」ことで、足場をなくしたり挟まれたりすることで昆虫にストレスを与え、結果として昆虫が逃げていく。という検証もされています。
統計的には「おじぎ運動によって食べられるリスクを1/2に減らした」のだそうで、オジギソウが葉を閉じるのは身を守る、種の保存、という意味があるという結論。
日本の埼玉大学の長年の研究が実を結んだもので、教授のコメントによると「何百年も論争されてきた議論に1つの答えを出せた」と鳥肌が立つ想いだったそうです。
最近の研究では植物は感覚器や伝達力、他者とのコミュニケーション能力も高いという検証も。今後も人が思っている以上の能力が解明されていくのかもしれませんね。