真竹林の竹林管理にお伺いさせていただきました。
前回施工したのが4年前でだいぶと竹の密度も増し、枯れ竹も増えていました。
今の時期は枯れ竹を優先にして処理させてもらい、今後少しずつ下層に光が届くように照度をコントロールして定期的に管理させていただき、まずは耐陰性が強いヤブコウジ、アケビ、ジャノヒゲなどが徐々に広がっていき光が届くようになった所には、ソヨゴ、アセビ、ネジキなどの芽が発芽し成長していくと照度が行き届いた明るい広葉樹2次林として変化していくのを長いスパンで考え計画しております。
※ イヌビワは落葉低木です。
竹の成長は早く樹冠を覆い日光が地表に届きにくくなり、他の植物種が成長するための環境が制限されてしまい竹林が広がる地域では多様な植物の多様性は徐々に低下してしまいます。
竹林の管理はこのような環境への影響を最小限に抑えるためにもとても重要です。
適切な管理を行うことで、多様な植物種と動物種が共存する健全な生態系を維持することができます。
5、6月の時期からは、竹の葉が黄葉して美しい姿が見れるので竹の秋と呼ばれており、俳句などに用いられる季語になっています。
ぜひ竹林を見つけた際はこの時期からの変化も楽しんでみてください。
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