日に日に暖かくなり、植物たちも芽吹き開花の季節。晴れた日にお散歩に出かけるのもよいシーズンとなってきました。咲き始めたお花や芽の膨らんできた樹々を眺めながらのブラブラ散歩中、わんちゃんを連れた方にもよく出逢います。

わんちゃんも道端の草や花をクンクン、あちこち興味シンシンで楽しそう。でも春の散歩中にも気をつけたいのが「意外な植物の毒性」。愛犬が口にしてしまうと重大事故につながる可能性もあるので注意しましょう。
よく見かける花や草、花壇や庭にある鉢植えで春先に注意したい植物を挙げてみました。
・アネモネ:キンポウゲ科 / イチリンソウ属(アネモネ属)、開花期は2月~5月、「風の花」とも呼ばれるふわりと可憐で美しい花。
アネモネを含むキンポウゲ科の植物は全体的に毒性が強く、アネモネにはプロトアネモニンという有毒成分があります。不整脈、心臓障害、肌にふれる炎症が起こることもあるので注意を。
・スイセン:ヒガンバナ科 / スイセン属(ナルキッスス属)、開花期は早くは11月頃から3月、4月頃、ラッパスイセン、八重咲スイセン、口紅スイセンなど種類も多彩でお庭や道端に自生している場合も。下痢、嘔吐、腹痛などの症状、特に球根には毒性が強いので道端の株を掘り返して食べてしまわないように。
・チューリップ:ユリ科 / チューリップ属、開花期は3月~5月、代表的な春の花ですね。5000を超えると言われる品種が世界中で愛されています。
実は花びらから球根まで毒性があり、下痢、嘔吐、腎不全、呼吸困難の可能性も。
楽しい春の散歩道、くれぐれも愛犬とのお散歩時には気をつけてくださいね。