三重県鈴鹿市にて樹齢60年のスギ(杉)の伐採作業を行わせていただきました。もともと境界木として植林されたスギでしたが、周辺の開発が進み、太陽光施設や道路に挟まれた三叉路の支障となっていたため、伐採の運びとなりました。
作業にあたり、チルホール(手動ウインチ)1.5トンを使用しました。しかし、自身の受け口の作りが甘かったこともあり、伐倒方向がややずれてしまいました。また、ツル(伐倒時に樹木を適切な方向に倒すために残す部分)も効果を十分に発揮せず、技術的な課題を痛感いたしました。それでも何とか無事に作業を完了することができ、安心しております。
振り返れば、私たちは今年で事業開始から9年目を迎えました。事業年数を学年に例えて考えると、現在は中学3年生といったところでしょうか。小学校で培った基本的な知識や技術を中学で応用し、高校ではさらに自分たちの得意分野や専門性を確立していきたいと考えております。
「誰かのせいではなく、自分を変えること。」これは私たちが常に心に留めている言葉です。現場の状況や土地の特性、天候など、思い通りに進まないことも多々ありますが、それらもまた学びの機会と捉え、日々精進してまいります。
スギは日本を代表する常緑針葉樹で、その成長は非常に早く、高さは30メートル以上に達することもあります。そのため、都市部や住宅地においては、早めの段階で適切な管理を行うことが重要です。
境界木や記念樹として植えられたスギも、年月とともに大きく育ち、建物やインフラに影響を及ぼす可能性があります。定期的な剪定や間引きを行うことで、樹木の健康を維持しつつ、安全性を確保することができます。専門家による適切な管理が、周囲の環境との調和を保つ鍵となります。
私たち剪定屋空は、「自然と人が共生する持続可能な社会の実現」を理念に掲げております。伐採や剪定作業においても、環境への配慮と安全性の両立を目指し、丁寧な仕事を心がけております。
伐採した木材は、可能な限り有効活用するよう努めております。木材のリサイクルやチップ化による堆肥化など、資源を無駄にせず循環型社会の構築に貢献してまいります。
現場では、さまざまな困難に直面することもありますが、それらを乗り越えることで成長し、お客様により良いサービスを提供できると信じております。これからも技術の向上と知識の研鑽に努めてまいりますので、樹木の管理やお庭に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。