花いっぱいの花壇も素敵ですが、花よりも主役となりうる葉、カラーリーフの代表格「コリウス」も人気です。
夏の暑さにも強く、日差しの中でも瑞々しい鮮やかな色合いの葉を茂らせる植物はガーデナーにとっては貴重。以前から重宝されている名わき役的存在ではありましたが、最近はさらに色も増え、よりアーティスティックな植物として主役級の存在になりつつあるようです。
コリウス:シソ科ソレノステモン属、別名には金襴紫蘇(キンランジソ)、錦紫蘇(ニシキジソ)。東南アジア、アフリカ、オーストラリア原産、成長期は4~6月、9~10月、種子系では秋に伸びた茎から小さな花もつきます。ただ花をつけると葉が色褪せるため、葉の美しさを優先するなら摘心もあり。
少し前まで主流だった熱帯系の派手な色彩のコリウスは好みでない方もいらしたと思うのですが、現在ではグリーンやイエロー系をベースにしたものや、深い赤色、チョコレート色、ほどよく斑が入りアンティークな大人っぽい印象のカラーなど色彩の幅も広くなりました。挿し木で増やすタイプが登場したことで、100種類以上に品種も増えています。
画像のキャンプファイヤーも人気が高く、まさに夏の燃える炎、そして秋らしい色合いとして好まれているようです。
葉の色を優先させるために切り取られてしまう花ですが、花言葉には「健康」というまさにコリウスのパワフルさが表現された言葉。
ただ恋愛に関する言葉では「絶望の恋」「かなわぬ恋」というネガティブ系な表現も…。花が咲いたら葉が色褪せる性質、もしくは花を刈り取られてしまう悲しさからきているのかも。ちょっと切ない気持ちになってしまいますね。
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