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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

初夏の見頃。タネをつけた赤いプロペラ モミジの種

イロハモミジ(イロハカエデ):ムクロジ科カエデ属、四季を通して美しい日本の風景に欠かせない樹木のひとつです。


初夏の見頃。タネをつけた赤いプロペラ モミジの種


モミジやカエデの見頃といえば秋の紅葉シーズンですが、春から初夏にかけての様子もぜひ観察して欲しい姿。


淡いグリーンの葉が日に透けて美しく、そしてイロハモミジの木には薄い赤色の小さなプロペラがたくさんついているのが見えると思います。ヘリコプター、もしくは竹とんぼ、タケコプター?そんな形にも見える2枚羽が葉の上方にピョコピョコと飛び出してちょっとユニーク。


このプロペラ1枚のそれぞれの根元に種がついていて、秋になると茶色く枯れたようになり枝から落下。そのときにくるくると回りながら風にのることで遠くまで種を飛ばします。少しでも遠くに、風の流れに乗りやすい工夫された形。


この羽根つきの実を「翼果(よくか)」といい、一見案バランスにも見える1枚の羽で滑空する原理は、空中でホバリングするハチドリと同じで、風をうまく利用して空中を長時間滑空できるスタイルなのだそう。


このスタイリッシュな翼のデザインは、様々な分野でも研究され、例えば天井にとりつける回転する羽根(シーリングファン)やヘリコプター、最近注目を集めている空飛ぶメカ、造園業でも空撮に活躍するドローンの羽の形状など技術開発にも役立っているそうです。


ちなみにグライダーの原型ともいわれるのも熱帯雨林に生育するアルソミトラという植物の種子。こちらは羽根の真ん中に種があるスタイルですね。


少しでも長く空中にとどまることでより遠くに、よりよい環境を求めて種の滑空。植物の素晴らしい知恵。ぜひ初夏のモミジも鑑賞してくださいね。

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