水仙が綺麗に咲いています。庭の花を見ると、どうしてこんなに外の世界は美しいのに、ウイルスなんてものがあるのでしょう。せっかく植物が咲いているのに、それを楽しめないなんて残念ですが、自分や周囲の人々を守るためにも我慢どきですね。
水仙は6枚花弁に見えますが、そのうち1枚はガクなのです。つまり元々は葉っぱだったということ。どうみてもどれも違和感がない花びらに見えますよね。植物って本当に不思議です。
さて、水仙の花の特徴と言えば何を思い浮かべますか。私はやはりお花の中心にあるくちばしです。子どもの頃はこの部分が大好きでした。ピロピロとしていてかわいいんですもの。今でももちろん好きです。
この筒状になった部分は、「副花冠」(ふくかかん)と呼びます。おしべが変形したものなため、花びらとは違いますが、花びらを飾るものというイメージです。
お顔が花びらなら、副花冠はまさにティアラですね。また、この副花冠は「コロナ」とも呼びます。太陽という意味があるコロナ。今は憎く聞こえますが、悪い言葉ではないのです。副花冠は水仙のイメージが強いですが、水仙以外にもあります!たとえばトケイソウ。トケイソウの時計の針の部分も副花冠なんですよ。
ぜひ水仙を見かけたら、中心部分も観察してあげてくださいね。
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