今回はちょっと変わり種の植物について。
猫草(ネコクサ)(キャットグラス)という名前で売られているシュッと伸びた細長い緑の植物です。ペットを飼っている方ならご存じかもしれませんが、最近ホームセンターなどに栽培キットや緑の葉が育っているポットが並んでいるのを見かけます。
「猫が喜んで食べる!」とプレートのついた「ネコクサ」・・・その正体は??
調べてみると、メーカーによって植物は異なるようですが、えん麦や小麦、大麦などのイネ科の若葉。その総称としてネコクサと呼んでいるそうです。
中でもポピュラーなのが「燕麦(えんばく)」というイネ科植物。イネ科カラスムギ属、西アジア、ヨーロッパ原産で、古くから栽培され、日本には明治の初めに渡来し北海道や東北地方で多く栽培されています。
ネコが毛玉を吐くために食べる、とか、ビタミンを補うために食べる、とかさまざまな情報もあるようですが、猫に必要な食べ物かというと、実はそういうわけでもないそうで、食感を楽しむことやストレス解消につながっているのだとか。
人が観葉植物を室内に配置し、植物を愛でると癒されるように、室内外の動物にとっても植物は癒し、なのかもしれません。
その「えん麦」(穀物としてはオーツ麦)、他の穀物より食物繊維豊富で血糖値上昇とインシュリン分泌を穏やかにさせる、満腹感が得られる、といった効果があり、オートミールやグラノーラに入っています。
若葉は猫に、穀物の方は健康志向の方、ダイエットや腸内改善したい人にもよさそうですね。
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