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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

甘酸っぱい香りのエニシダ

蝶々が舞い踊っているような姿で咲いてくれるエニシダ。その花は風が吹けば上品な姿で風に揺られることでしょう。

甘酸っぱい香りのエニシダ

「シダ」と付く名前ですが、シダ類の仲間ではなくマメ科の低木になります。放射状に伸びた枝に小花がたくさん咲きます。スイートピーの花にも似ているかな?


ただ寿命が短く7~10年ほどしかありません。日本の湿気には弱いので夏越しを上手にさせましょう。


エニシダにも言い伝えがあり主にヨーロッパで昔から馴染み深く、枝がしなっている様子からホウキにも見えるという言われがあります。実際にもホウキの材料となっていたのですよ。


細い枝ですがそれを束ねてホウキにしていました。このエニシダを使ったほうきで魔女が空を飛んでいたとの言い伝えです。


「魔女のホウキはエニシダよ」


しかもヨーロッパでは、エニシダを庭に植えるとその家はかかあ天下になるという伝えもあります。


エニシダはオセアニアや南米からは邪魔者扱いをされていて、駆除の対象にもなっています。理由は繁殖力が強いからと。場所が変われば外来種として邪魔者にもなるエニシダに少しだけ同情(笑)。

エニシダの香りは良くて柑橘系の香りがします。甘酸っぱい香りと表現しておきましょう。満開のときは清々しい気持ちになりそうですね。晴れた空に深呼吸。生まれ変わった気分になりましょう。

花後はマメになります。さやえんどうにも似ていて、マメは段々と黒色になっていくのですがその実を放置したら、さやが割れた時に何と種が10m以上も元気よくはじける時があります!すごい勢いですよね。それで気候があえばどんどん繁殖して邪魔者となってしまうのかもしれません。


もし黒色のさやを見かけたら手で触ってはじけ具合を楽しむのも良いかと思われます。

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