砂糖菓子に例えられる、可愛らしい白い花「イベリス」。
薄く繊細でふんわりとした質感のある花びら、小さな花が集まって花房となり、一面を飾ります。
イベリス:アブラナ科イベリス属(マガリバナ属)、ヨーロッパ・北アフリカ原産、スペインのイベリア半島に自生することに由来してイベリスという名になったようです。
太陽に向かって咲く向日性で、花茎が曲がりやすいので「屈曲花(マガリバナ)」とも呼ばれます。
英名もキャンディタフト(砂糖菓子の房)、花言葉にも「甘い誘惑」「初恋の想い出」などスイートな味や香りを連想させる言葉がつけられています。
本来は4月~6月に開花する植物ですが、画像の宿根タイプと呼ばれるイベリスは晩秋から冬にかけて苗が出まわり、1年目は真冬の時期に開花するよう調整がされているとのこと。
雪のようなお菓子のような花を咲かせるイベリスは冬の花壇を彩ってくれる人気の花。ただし2年目からは本来の春開花となりますのでご注意を。
グランドカバーや寄せ植えの他、リースやハンギングバスケット、ブーケの花材としても人気のようです。
品種も多く、宿根草では画像の「イベリス・センペルビデンス」、ウェディングで使われるブーケのような「ブライダルブーケ」、花サイズが大き目の「スノーサーファー」、一年草では白やピンク、紫など色もカラフルな「ウンベラータ」など、他にも40~50種類はあると言われる多品種な植物。
基本的には育てやすい性質なので、ガーデニング初心者にもおすすめされています。
お菓子のようなイベリス、冬のお庭にプラスしてみてはいかがですか。
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