先月はピンクのフワフワした羽根のような、やさしい花姿を見せてくれた合歓木(ネムノキ)。
気づくと枝には豆のサヤのようなものがユラユラ揺れています。
そういえば、マメ科の植物。藤の花と同じく、花後はこんな風に豆のサヤのような実がなるのですね。ネムノキの葉が夜には閉じる(眠る)こと、花がやさしく可愛らしいことはイメージできても、豆のなっているネムノキの姿はあまり知られていないかも。
10cmくらいでしょうか、目立つほどの大きさでもないので、気にかけていなければ見落とす程のサイズ感です。
合歓木(ネムノキ):マメ科(ネムノキ科)、ネムノキ属の落葉樹木、原産国は日本、中国、台湾、朝鮮半島、ヒマラヤ、インドなど、万葉集にも登場する日本の古い時代から愛されている植物です。
豆、となると食べられる?というのが気になるところではありますが、エグみも強いらしく食用ではなさそう。冬までぶら下がったまま弾けて種を飛ばす種としての役割です。
合歓木には独特のやさしい雰囲気がありますが、「人の言葉がわかる」とかスピリチュアルな植物という説もあり、さらに調べていると、興味深い話がありました。
江戸時代の医薬学者、貝原益軒が著した、各地の言い伝えや育てた植物の観察知識を紹介した「花譜」には、<合歓木を庭や玄関先に植えることで、そこに暮らす人のいらだちや怒りを鎮める効果がある>と記述があるそうです。
やはり合歓木には癒しのパワーがそなわっている?そんな確信が深まりそうな見解です。
実際の記述は見つけられませんでしたが、合歓の木と癒しについて深堀していくのもおもしろそうですね。
こちらの記事を読んでくれた方におすすめです。
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