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三重県の生物多様性: 自然の豊かさを守る取り組み

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 10月7日
  • 読了時間: 5分

こんにちは、剪定屋空です。今回は、三重県が推進する「みえ生物多様性推進プラン(第4期)」をもとに、私たち個人や事業者が三重県の自然を守るためにできること、そしてお庭を通じて生物多様性を感じる具体的な方法を、剪定屋空のブログ記事としてお届けします。自然と共生する暮らしを一緒に考えていきましょう!


1. 生物多様性とは?なぜ大切なのか


生物多様性とは、地球上のさまざまな生き物(動物、植物、微生物など)が互いにつながりながら生きている状態を指します。これには、生態系の多様性(森林や川、海などの異なる環境)、種の多様性(さまざまな種類の生物)、遺伝子の多様性(同じ種でも個体ごとの違い)の3つのレベルがあります。私たちの生活は、この生物多様性に支えられています。食料、水、木材、薬、そして自然がもたらす美しい景観や癒しまで、すべてが自然の恵みです。しかし、開発や環境破壊、外来種の増加などで、多くの生物が絶滅の危機にあります。一度失われた生態系は簡単に元に戻せないため、今、私たちが行動することが大切です。


三重県は、豊かな自然環境に恵まれた地域です。南北に長い県土には、森林が64%を占め、海岸線は1,105kmに及びます。この多様な自然を守るため、「みえ生物多様性推進プラン(第4期)」が2024年から2032年までの9年間で進められています。


2. 三重県の取り組み「みえ生物多様性推進プラン(第4期)」


三重県は、2024年3月に「みえ生物多様性推進プラン(第4期)」を策定しました。このプランは、生態系ネットワークの形成を促進し、生物多様性を保全することを目指しています。計画期間は令和6年度(2024年)から令和14年度(2032年)までの9年間で、以下の3つの取組方針が柱となっています:


  • 取組方針1:生物多様性の保全


    自然保護区の管理や外来種の駆除、希少種の保護など、直接的な保全活動を強化します。


  • 取組方針2:適正な自然の活用


    自然を活用した観光や教育、地域産業を進めつつ、持続可能な方法で自然資源を利用します。


  • 取組方針3:保全と活用のための環境づくり


    県民、事業者、NPOなどが協働し、生物多様性への理解を深め、取り組む環境を整えます。


特に注目すべきは、国際的な「30by30目標」への対応です。これは、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全する目標で、三重県でも保護地域だけでなく、**OECM(保護地域以外で生物多様性保全に資する地域)**を活用した取り組みが進められます。例えば、企業や住民が管理する緑地や農地も保全の対象となります。


3. 私たち個人や剪定屋空にできること


生物多様性の保全は、行政や専門家だけの仕事ではありません。私たち一人ひとりが地域の自然を守るためにできることがたくさんあります。特に、剪定屋空のような造園業者は、庭や緑地の管理を通じて直接的に貢献できます。以下に具体的なアイデアをご紹介します。


個人でできること


  • 在来種の植物を植える


    三重県に自生する植物(例:シデコブシ、ヤマザクラ)を庭に植えると、地域の生態系に適した環境ができ、昆虫や鳥が集まりやすくなります。


  • 化学肥料や農薬を控える


    有機肥料や自然な害虫対策(例:コンパニオンプランティング)を取り入れ、土壌や水辺の生態系を守ります。


  • 水辺の環境を整える


    庭に小さな池や水場を作ると、トンボやカエルなどの水生生物の生息地になります。水辺は生物多様性のホットスポットです。


  • 鳥や昆虫が住みやすい環境をつくる


    巣箱や蜜源植物(例:クローバー、ラベンダー)を設置して、鳥やミツバチが訪れる庭にしましょう。


剪定屋空としてできること


  • 生態系に配慮した庭の設計・管理


    剪定や伐採時に、樹木の生態や生き物の季節ごとの活動を考慮します。たとえば、冬には鳥が実を食べる木を残し、春には花が咲く木を優先的に残すなどです。


  • OECMの認定を目指す


    管理する庭や緑地が生物多様性保全に資する地域として認定されるよう、環境に配慮した管理を行います。これが地域の生態系ネットワークに貢献します。


  • 地域の自然を守る活動に参加


    「みえ生物多様性パートナーシップ協定」に参加し、NPOや事業者と連携して保全活動を進めます。剪定屋空の専門知識を活かして地域をリードできます。


  • 環境教育の場を提供


    庭の管理を通じて、子供や住民に生物多様性の大切さを伝えるワークショップや自然観察会を開催します。


4. お庭で生物多様性を感じる具体的な取り組み


お庭を地域の生態系の一部として輝かせるために、以下の方法を試してみてください。剪定屋空が提案する、誰でも簡単に始められるステップです。


  • 多様な植物を植える


    草花、灌木、樹木など、高さや種類の異なる植物を組み合わせることで、さまざまな生き物が住みやすい環境を作ります。特に在来種がおすすめです。


  • 枯れ木や落ち葉を残す


    枯れ木は昆虫やキノコの住処に、落ち葉は土壌を豊かにします。庭の一角に自然のままのエリアを残してみましょう。


  • 水場を設置する


    小さな池やバードバス(鳥の水飲み場)を作ることで、水辺を必要とする生き物が集まります。トンボや鳥が訪れる様子を楽しめます。


  • 農薬を使わない害虫対策


    テントウムシやクモなどの天敵を活用したり、ニームオイルなどの自然由来の防虫剤を使ったりして、化学農薬を減らします。


  • 季節ごとの花を植える


    春から秋まで常に花が咲く状態を保つと、ミツバチや蝶などの花粉媒介者が一年中活動できます。


5. まとめ:小さな一歩から自然を守ろう


三重県の豊かな自然を守るために、私たち一人ひとりができることがあります。お庭や緑地の管理を通じて生物多様性を支えることは、未来の世代に美しい自然を残す第一歩です。剪定屋空は、造園のプロとして、地域の生態系を守り、育てていくお手伝いを続けます。あなたの庭が生物多様性の宝庫になることを願っています。今日からできる小さな行動を始めてみませんか?自然と共生する暮らしは、私たちの心も豊かにしてくれますよ。


参考資料


剪定屋空からのお知らせ私たち剪定屋空では、生物多様性に配慮した庭の設計や管理のご相談を承っています。自然と調和した庭づくりをお考えの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。お問い合わせお問い合わせフォーム

 
 
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