地球上で最悪とも…侵略的植物の危険。ナガエツルノゲイトウ 同ヒユ科センニチコウ
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 9月16日
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画像は真夏でも休むことなく花を咲かせてくれる、ヒユ科のセンニチコウ。

その同じヒユ科植物に関するニュースが2025年8月初旬に報道されました。「地球上で最悪の侵略的植物」とも言われる特定外来生物に指定されている「ナガエツルノゲイトウ」の繁殖。
場所は岡山県矢掛町の水田で5月末には同種と疑われる多年草が発見され県の病害虫防除所の職員が現地確認、写真を環境省に送り判明。岡山県では2025年2月に倉敷市の河川で初確認されていましたが、農地で確認されるのは今回が初めてとのことです。
ナガエツルノゲイトウは主に水辺で生息するヒユ科多年草で、河川、水路、水田などに生息し、繁茂すると稲の倒伏、減収、機械作業性の低下に繋がります。
とにかく繁殖力、再生力が強靭で、駆除しようと引き抜くとちぎれた片からも再生拡大してしまうというヘタに手をだせない厄介な植物。大群落になると駆除は極めて困難になるので早期発見・早期駆除が重要になります。
国内で最初の定着記録は、1989年兵庫県尼崎市。その後年々生息範囲は拡大し茨城や千葉、関東以西に広く分布もあり、今年は特に繁殖力が高い…。各地で「今年の新米への影響」も心配されています。
同じヒユ科の植物としては、ケイトウやコキアもありますが、白い花をつけたナガエツルノゲイトウの姿は画像のセンニチコウとよく似ています。
外来植物の危険。雑草と侮らず見かけたら地域行政と連携した対策を。
ナガエツルノゲイトウ:特定外来生物 ヒユ科ツルノゲイトウ属 原産地:南アメリカ
農林水産省:水路やため池の通水障害を起こす外来生物の見分け方_ナガエツルノゲイトウ





