鈴鹿市 小林歯科様|幅の狭い植栽帯が、外から見ると緑の壁になる

三重県鈴鹿市の小林歯科様で、夏の定期管理にお伺いしました。
この現場でいつも感じることがあります。木を植えている場所は、驚くほど狭い。

作業前の様子です。道路側から見ると、塀の上にシマトネリコの緑が横に長く広がっています。夏のあいだに枝が伸びて、壁面をだいぶ覆っていました。
同じ場所を、手を入れたあとに撮ったのがこちらです。

窓の位置が見えるようになりました。木を小さくしたわけではありません。混んでいた枝を抜いて、一本ずつの姿が読めるようにしただけです。
緑の量は減っていますが、目隠しとしての役目は残っています。ここの加減がこの現場の肝です。隠しすぎると建物が暗くなり、透かしすぎると通りから中が見えてしまいます。
けれど、この木が生えているのは、建物と塀に挟まれた通路です。

人がすれ違えないほどの幅しかありません。足元は白い砂利。上を見れば軒が張り出しています。
狭い場所ほど、根を見る
こういう場所は、木にとって楽ではありません。
土の量が限られます。日は片側からしか入りません。風も抜けにくい。雨も軒に遮られて、思ったほど届かないことがあります。
だからこの現場では、枝を切ることと同じくらい、土の中に手を入れることを続けてきました。
土中灌注といって、活力剤と土壌微生物を活かす資材を水に溶き、根のまわりに流し込みます。狙いは発根を促すことと、土の中の微生物に働いてもらうことです。
木は根から水と養分を取ります。けれど根が自力で届く範囲はそれほど広くありません。土の中の菌が根と手を組むと、その範囲がぐんと伸びます。狭い植栽帯ほど、この助けが効いてきます。
地上で見える枝葉は、地下で起きていることの結果です。
狭い場所の木を長く保たせたいなら、見えない側から考えるほうが早い。
壁際は、手でしかできない

通路の除草は手で行います。
機械は入りません。入ったとしても、壁や照明器具を傷めます。排水溝の中に入った落ち葉も、道具ではなく手で取り出したほうが確実です。
時間はかかります。けれどこの幅の場所は、それしか方法がありません。

刈った枝はシートにまとめて運び出します。作業が終わったあとに何も残っていないこと。そこまでが仕事です。
医院の入口に面した場所です。雑草ひとつ、落ち葉ひとつが、施設の印象をつくります。通り沿いなので、歩く人の目にも入ります。
竹も植わっています
道路側の植栽帯には、カンチクという細い竹が入っています。稈が丸く、節から複数の枝が出る種類です。日陰でもよく育つので、建物際のような光の限られる場所に向いています。
足元にはコグマザサが広がっています。背の低い笹で、地表を覆ってくれます。土が裸にならないので、雨で流されにくくなります。
シマトネリコ、カンチク、コグマザサ。高さの違う三段の緑が、幅の狭い場所に重なっています。
鈴鹿は風が通る
この地域は風が強く吹きます。
シマトネリコは風に揺れる姿が持ち味の木ですが、風が強すぎると枝が偏ったり、片側だけ伸びたりします。定期的に手を入れて樹形を整えるのは、見た目のためだけではなく、風で傷まないようにするためでもあります。
よくあるご質問
Q. 建物の脇のような狭い場所でも、木は育ちますか?
A. 育ちます。ただし土の量と日当たりが限られるため、樹種の選び方と土の手入れが重要になります。狭い場所ほど、地上の剪定だけでなく根まわりの管理が効いてきます。
Q. 医院や店舗の植栽も対応してもらえますか?
A. 対応しています。診療時間や来客の動線に配慮して作業の時間帯を調整します。通り沿いの植栽は施設の印象に直結するので、定期的にお伺いする形をおすすめしています。
Q. 目隠しにしたいのですが、どんな木がいいですか?
A. 場所の条件によります。幅が取れないならシマトネリコや細い竹のように上に伸びる樹種、日陰なら日陰に強い樹種を選びます。現地を拝見してからご提案しています。
三重県鈴鹿市・四日市市・菰野町を中心に、医院や店舗の植栽管理も承っています。狭い場所の植栽でお困りの際は、剪定屋空までご相談ください。
最終更新: 2026年08月







