夏の定期庭手入れ、壁面沿いの剪定から消毒まで一日の記録

三重県津市の歯科医院様の緑地で、夏の定期手入れを行いました。
年に三回お預かりしている医院の壁面沿いの植栽です。
朝から夕方まで、剪定から下草手入れ、駐車場の除草、そして消毒までさせていただきました。

朝八時半。手を入れる前の壁面沿いです。

シマトネリコやアラカシは生育の早い常緑樹です。梅雨明けの今は、こうした常緑の剪定にちょうどよい時期。芽を吹く力が強いので、夏に整えても回復が早く強めの剪定は適度に行い剪定していきます。

十時すぎ。脚立を立てて背の高い木から手を入れていきます。医院のガラス面や壁に触れないよう、上から順に。

建物のすぐ際に立つ木は、支障に慣れないように枝を大抜きして調整して外側に張り出すように仕立ててます。

アラカシの剪定 強めの剪定だと徒長が出るので枝を細くして調整。
ヤマモモやオリーブは、剪定のついでに幹の根元も見ておきます。
テッポウムシやオリーブアナアキゾウムシが入ると、幹に穴があいて木くずが出ます。夏は活動期なので、木を触るこの機会に必ず確認します。

昼すぎ。剪定を終えた枝ぶりです。込んだ枝を抜いて、光と風が通るようになりました。

この日はなかなかの暑さで、空調服を全開にしての作業でした。
菰野で庭手入れをさせていただいている施主様からいただいたピナイサーラの手拭いを妻がつけて、気持ちだけは西表島の滝の中だったようです。

午後は高い枝を処理します。道路側にはみ出す枝を、通行の妨げにならないよう先に整えます。

ヤマモモは切り口から枯れ込みやすい木です。太い枝は切らず、込んだところを葉すかしで抜いて、涼しげな枝葉を残します。

夕方。駐車場側から見た壁面です。かぶさっていた枝がおさまり涼しげになりました。

一本ずつ姿を整えた木は、幹の立ちと枝の広がりが見えるようになります。

葉の込みを抜くと、内側まで光が届きます。風が通ることで、夏の病害虫も出にくくなります。

見上げると、枝のあいだから空が見えます。
医院を利用される方や働く方が、ふと窓の外に目をやったとき、この緑がやわらかく目に入ります。

緑が心と体をやわらげることは、研究でも報告されています。植物にふれると副交感神経が優位になり、ストレスホルモンが下がるといわれます。医療施設の緑地は、待ち時間の緊張をほどく場でもあります。

切った枝葉はその場でまとめて搬出します。
この緑地には人工巣洞も設置していて、シジュウカラなどの入居を継続して見守っています。
手入れして終わりではなく、生き物のすみかも含めて緑地を育てていきます。

駐車場沿いの全景です。緑地が締まると、医院全体の見え方も整います。最後に消毒をして、秋までの傷みを抑えて仕上げます。

日が傾くころ、道路沿いの入口まわりを整えて一日の作業を終えました。
この時期に、壁面沿いの高木から足元の除草までを一日で仕上げる。
医院の緑を、来院される方の心が休まる場所として保っていきます。
よくあるご質問
Q. 医院やお店の緑地も定期管理をお願いできますか。
A. はい。医療施設や店舗の壁面沿いの植栽、駐車場の除草、高木の安全な剪定まで、年間を通した定期管理で承っています。来院される方や近隣への配慮を最優先に、作業の時間帯や範囲もご相談しながら進めます。
Q. 夏に高い木を剪定しても大丈夫ですか。
A. 木の種類によります。シマトネリコやアラカシのような常緑樹は、梅雨明けでも手入れは可能です。
一方でモミジのように切り口が枯れ込みやすい木は、太枝を避けて込んだ枝を抜く程度にとどめます。木ごとに手の入れ方を変えます。
Q. 緑地があると患者さんにも良い効果がありますか。
A. 緑にふれることでストレスがやわらぐことは研究でも報告されています。手入れの行き届いた緑地は、待ち時間の緊張をほどき、医院の印象もやわらかくします。安全と景観の両面から、定期的な管理をおすすめします。
最終更新: 2026年07月







