なぜクリスマスの花?和名ではイメージの違う赤ら顔の動物に ポインセチア
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 2 日前
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12月に入った街中はクリスマスの雰囲気。クリスマスツリーやトナカイ、サンタさん、靴下、ケーキにプレゼント…、植物ではやはりポインセチアが主役となるのではないでしょうか。

毎年のことですが、赤く色付いたポインセチアをはじめ、イエローやオレンジ、ホワイト、ラメ入りなどカラフルな色合いの鉢がお店に並ぶと、クリスマス、そして年末だなぁ…とシミジミ。
ポインセチアがクリスマスの花とされる理由は、赤·緑·白の3色 が「キリストの流した血の色」、「永遠の命や愛」、「純潔」を表すこと。また、花や苞(ほう)の形がベツレヘムの星を連想させることが言われます。
赤とグリーンのカラーバランスがクリスマスをイメージするのは納得ですが、本来はメキシコ原産の暑い国出身のポインセチア、日本では強制的に開花、色づきを調整されていると思うと花自体は実はあまり喜んではいないのかも…ちょっと可哀そうな気もしてしまいますね。
また、あまり呼ばれることはありませんがポインセチアの和名は「猩々木(しょうじょうぼく)」。
猩々はなんと古典書物に記された動物。二足歩行の狸、猿、犬や豚に似ているともされ「酒を好む生き物」として記されることが多いよう。お酒を飲んで赤ら顔をした猩々…ということなのでしょうか。明治時代に渡来したといわれるポインセチアですが、和名とクリスマスフラワーのイメージに開きがあるのもまたおもしろいですよね。
ポインセチア:トウダイグサ科 / トウダイグサ属(ユーフォルビア属)
原産地:メキシコ 和名:ショウジョウボク(猩々木)
開花期は12月~2月 赤く色づく部分は花ではなく苞







