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ウコッケイの羽を集めるエナガ  小さな巣づくりに懸命に

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 1 時間前
  • 読了時間: 3分

うちのウコちゃん達(ウコッケイ)の羽が減っている。。


気になってトレイルカメラを仕掛けたら、エナガでした。


せっせとウコッケイの羽毛を集めていく。


ウコッケイの羽を集めるエナガ  小さな巣づくりに懸命に

エナガは2月の終わりから巣作りを始めます。他の野鳥よりも早いそうです。


まだ寒さの残るうちに営巣を始めるのは、天敵であるヘビが冬眠している間にヒナを育て上げるためだと考えられています。


巣の構造は、小さな体からは想像できないほど精巧です。


まず、コケをクモの糸で縫い合わせて袋状のドームを作る。くちばしがミシンの針の役割を果たし、クモの糸でコケを一針ずつ縫い合わせていきます。


外側にはウメノキゴケを貼ってカモフラージュ。木のコブそっくりに擬態させて、カラスやカケスの目を欺く。


エナガの生態

そして内側に、鳥の羽毛を敷き詰める。

その数、1,000〜2,000枚以上。


19世紀の鳥類学者が実際にエナガの巣を解体して数えたところ、2,379枚の羽毛が詰まっていたという記録があります。


1枚ずつくちばしで運ぶので、少なくとも2,000回以上の往復をしていることになります。体重わずか8グラムの鳥が、数分おきに何日もかけて運び続ける。


巣の大きさはソフトボールほど。この小さなドームの重さの約4割が、羽毛の内張りです。


しかもこの巣はクモの糸の弾力で伸縮し、ヒナが成長すると自動的に膨らむ。毎年一から作り直し、前年の巣は決して再利用しません。


ウコッケイの羽は、普通のニワトリとまったく違います。


通常の鳥の羽には小羽枝という微細なかぎ構造があり、それが隣の羽枝と連結することで、板状の硬い羽弁を形成します。ところがウコッケイにはこの小羽枝がない。


遺伝的にそうなっている。だから成鳥になってもヒヨコのような綿毛のまま、ふわふわした絹糸状の羽をしています。英語名はSilkie 絹の鶏です。


この構造が、エナガの巣材にとっては理想的です。小羽枝がないぶん羽枝がバラバラに広がり、大量の空気を抱え込む。動かない空気の層は断熱材になる。柔らかく、軽く、球形の産座に隙間なく敷き詰めやすい。


エナガが巣材に求める柔らかい体羽に、ぴったりだったのだと思います。


うちのウコッケイ小屋は、エナガにとって羽毛の宝庫だっとういことでなんだか嬉しくなります。


普段は猛禽類の食べ残しや水辺のカモの抜け羽を探し回っているエナガにとって、ウコッケイの小屋から絹糸状の羽毛が常に供給される場所は、ちょっとした金脈のようなものだったのかもしれません。


巣は近くの木のどこかにあるはずです。

エナガの巣材集め

エナガは落葉広葉樹の枝分かれや、常緑針葉樹の枝先に巣を架けます。古い桜の木の枝分かれは特に好まれる場所のひとつ。外側にウメノキゴケを貼った巣は木のコブそっくりで、見つけるのは至難の業です。


サクラやコナラの枝分かれのあたりを探してみようと思います。もし花見の時期に桜の下を歩くことがあれば、頭の上にエナガの巣があるかもしれません。


エナガの繁殖成功率は約2割。8割以上の巣が天敵に襲われて失敗します。


けれど、エナガは諦めない。自分の子育てに失敗した親鳥は、仲間の巣に移動してヘルパーになります。よその子でも、群れの子は自分の子。


声で血縁者を聞き分け、兄弟や親の巣を優先して手伝う。行動生態学では血縁選択と呼ばれる習性で、シェフィールド大学の研究者が25年以上にわたって追跡しています。


一羽では成し遂げられないことを、群れの力でつないでいく。


三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店剪定屋空

庭の仕事も、山の仕事も、同じかもしれません。




三重県で庭木の剪定・伐採、お庭のお手入れのことなら剪定屋空にお気軽にご相談ください。


剪定屋空(せんていや そら)


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