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サクラにも高齢化問題。桜並木が消える危機とクローン桜の弱点

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 11 時間前
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今年の桜はいかがでしたか?2025年の開花・満開状況をニュース記事で振り返ってみると総じて“東日本・西日本では平年並み、北日本では平年より早い開花”という状況だったようです。


サクラにも高齢化問題。桜並木が消える危機とクローン桜の弱点


毎年、桜の開花にココロ奪われる我々ですが、日本中で「桜並木の伐採箇所が増えている」という話も伝わってきた年でした。ソメイヨシノの寿命は70年から80年といわれます。戦後日本全国に広がりを見せ、桜並木を形成してきたその桜が寿命を迎える時期なのですね。日本国民同様サクラの樹木にも老齢化、高齢化問題。


老朽化した樹木は倒木の危険などから伐採措置がとられることになり、やむを得ず伐採するケースが全国で相次いでいるということ。また「てんぐ巣病」という伝染病の蔓延も影響しているようです。


ソメイヨシノは遺伝子情報が同じクローン桜、そのため病気に強い個体ができにくく伝染病にも弱いという性質が。クローンであるが故の弱点もあるわけですね。


もちろん樹齢100年と言われるような桜もありますし、メンテナンス技術も進歩しているので保護される樹木が増えていく希望もあります。


桜の幹から直接葉と花がついているような桜の花を「胴咲き桜」または「胴吹き桜」といいます。


幹や根っこにちょこんと顔を出した可愛らしい花に魅力を感じる方も多いと思いますが、胴咲き桜は、老木に多く見られ寿命が迫っている場合も多いということ。


いつまでもそこにあると思っていた桜、この胴咲き桜にはいつまで会えるのでしょうか。


染井吉野(ソメイヨシノ):バラ科サクラ属 原産地:日本

英名:Tokyo cherry、Yoshino cherry 江戸彼岸と大島桜の交雑種だと言われている桜

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