ラウンドリーフ、フリンジリーフ、魅力色々。…光子さんって誰?ハボタン
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
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店頭に葉牡丹が並んでいるのを見かけると、年末が近いことを実感します。

日本の冬の風物詩ともいえる馴染みのある植物、松やナンテンと一緒に門松仕立て、新年のアレンジ、紅白で揃えたおめでたい雰囲気の演出には欠かせない存在となりました。花の少ない寒い時期に華やかさを演出してくれる、ありがたい植物でもありますね。
元々はキャベツの仲間である非結球性ケールから改良されたと考えられ、江戸時代に食用目的で日本へ。その後、観賞用として改良が重ねられ丸葉系(ラウンドリーフ)、縮緬(ちりめん)系(フリンジリーフ)、葉に深い切れ込みがある切葉タイプ(フェザーリーフ)、切れ葉系、芽キャベツと交配してつくられた系統、葉に光沢があるものなど、たくさんの系統ができました。
美しいスタイルのハボタンが次々と登場する中で、画像のツヤツヤとした光沢のあるフリンジタイプ「ハボタン 光子 ロイヤル」も人気品種のひとつ。他にも「光子ブラックスワン」「光子ポラリス」などが存在します。
そこで気になるのが「光子」さん。「女性の名前?誰?」と調べてみると、この品種を交配により開発された方の「お母さまの名前」。お母さまがタネを採って播いてくれていたおかげで、美しい新品種を生み出すことができたのだそうです。光沢のある美しい葉にぴったり。素敵な逸話ですよね。
ハボタン(葉牡丹):アブラナ科 / アブラナ属(ブラシカ属) 原産地:ヨーロッパ
夏に種まき、冬から春にかけて色付く葉を観賞する植物。年末年始には門松など縁起物に仕立てられることも多い。
初心者でも育てやすいカラーリーフとしても人気。




