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ロドレイアの花にメジロが来る理由―三重川越町でお庭お手入れ

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

雨が続く12月下旬。三重郡川越町のお庭で、今年も寒肥の施肥作業を行いました。


落ち葉を整え、バークチップを敷き、来春の準備を進めさせていただきました。


今年はロドレイアの花に、メジロがたくさん来てくれたようで施主様にも喜んでいただきなによりです。


ロドレイアの花にメジロが来る理由―三重川越町でお庭お手入れ


  • 開花時期: 2〜4月(早春)――花の少ない季節、メジロにとって数少ない蜜源

  • 花の構造: 房状に密集し、蜜が豊富。小型の野鳥が入り込みやすい

  • 研究例: 海外の生態学研究でも、メジロ(Zosterops japonicus)がロドレイアの主要な訪花・採餌者として記録されています。


ロドレイアがメジロに選ばれる理由



  1. 早春の希少な蜜源 ―― 他に花がない時期として集中利用される

  2. 花の形状 ―― 小型のメジロが入り込みやすい房状構造

  3. 蜜の質 ―― 研究では、ロドレイアの花蜜・花粉がメジロの主要な食資源になると報告されている


ヒヨドリも来る


ヒヨドリ(中型、灰褐色)も観察できます。ヒヨドリは梅や桜でも吸蜜する花に来る鳥の代表格。ただし、メジロを追い払う場面も起きがちです。



庭が生き物のすみかになる意味


メジロが来る庭は、単なる見栄えの良い庭ではなく、生態系の一部として機能している証拠です。


メジロが来る → 花粉が運ばれる → 種子ができる → 昆虫も集まる → 鳥がさらに来る



ロドレイアのような鳥を呼ぶ植物を選ぶことは、庭を生物多様性のハブにする第一歩です。


鳥が来ることで、その庭は地域の生態系ネットワークに組み込まれます。



来春の花を育む冬の準備


寒肥は肥料を撒くだけの作業ではなく、土の中の微生物を活性化させる営みです


今回の寒肥内容


  • バイオチャコール(微生物活性化資材)―― 炭の力で土壌菌を増やす

  • 有機ペレット・油かす ―― ゆっくり効く有機肥料

  • リンカリ肥料 ―― 花付きを良くする成分


バークチップの役割

  • 土の乾燥を防ぎ、微生物の住処を守る

  • 見た目も美しく、自然な雰囲気を演出


施肥時期


12月下旬の寒肥は、根が休眠している時期にゆっくり肥料を浸透させ、春の芽吹きを支えます。植物のリズムに寄り添う、自然と調和した管理です。


ユリオプスデージーの咲き始め 下記は11月から5月ごろまで長め

ユリオプスデージーの咲き始め


ユリオプスデージーが咲き始めていました。冬の庭に温かみを添え、ロドレイアの花芽と共に、来春への期待を感じさせます。



冬は庭が眠る季節ではなく、春への準備が静かに進む季節。その営みを感じられるようなお庭管理を、私たちは大切にしています。




 
 
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