三重県菰野町にてお庭手入れ2件|芝のサッチングと落ち葉掃除、冬の施肥で春の立ち上がりを整える
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 1 日前
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菰野町にて、お庭のお手入れを2件お伺いしました。
どちらも前回までに剪定の主作業は完了していたため、今回は足元を整える日。

芝生まわりはサッチング(サッチ=枯れた葉や茎が絡んで層になったものの除去)と落ち葉掃除、そして施肥。

和庭では落ち葉掃除と施肥を中心に、冬の静けさを損なわないよう、淡々と整えていきました。
1件目|芝生:サッチング+落ち葉掃除+施肥

芝生は、上から見ると一見きれいでも、表面にサッチが溜まってくると水や空気の通りが悪くなりやすく、春先の立ち上がりに差が出ます。
そこで今回は、熊手でサッチを丁寧に引き出し、落ち葉も合わせて回収。表面の呼吸を取り戻してから、肥料を軽く入れて土の季節準備を進めました。
サッチを抜く作業は地味ですが、やっておくと根元の蒸れが減り、病気(カビ類)やムレ由来の弱りを抑える助けになります。冬は芝が休眠に入る時期なので、荒く削りすぎず、やり過ぎないことも大切です。
2件目|和庭:落ち葉掃除+施肥
和庭では、落ち葉掃除を中心に。

剪定が終わっている庭は、最後に落ち葉掃除をきっちりすると全体が締まります。
飛び石や植え込みの際、苔のまわりなど、風の溜まりやすい場所は落ち葉が残りやすいので、軽い箒と手の感覚で仕上げていきました。

施肥は、冬の間に少しずつ分解が進み、春の芽吹きに向けて根が受け取りやすい状態をつくっていきます(肥料の種類や量は樹種・土質・樹勢で調整します)。
冬の手入れは見えない準備


冬の庭仕事は派手さはありませんが、春に向けた基礎づくりの時間です。
落ち葉を取り除き、土に空気の道をつくり、必要な分だけ栄養を戻す。こうした積み重ねが、来年の樹勢や芝の密度、病害虫の出方に静かに効いてきます。
春先(芽が動く直前)に、芝の状態を見て「軽い目土」や「薄い追肥」を検討すると、立ち上がりがきれいに揃いやすいです。
和庭は、落ち葉の溜まり方を見ながら、必要最小限の掃除頻度に整えていくのが庭にも人にも優しいように感じます。







