三重県鈴鹿市にて淡竹竹(ハチクタケ)の竹林整備
- 飯島 一郎

- 2024年11月4日
- 読了時間: 3分
更新日:6月10日
三重県鈴鹿市にてハチク竹の竹林整備を行わせていただきました。

お隣様と敷地境界付近から出ているハチク竹を約6メートル30センチの距離を保ち、越境していた竹を伐採しました。これによって、隣の土地への竹の侵入を防ぎ今後の管理もしやすいように伐採した範囲に溜まっていた枯れ竹落ち葉等も清掃しました。


伐採した竹や枯れ枝は、軽トラックとダンプカーで現場から搬出しました。今回はハチク竹なのでモウソウチクに比べるとかなり重量も軽く大きさも比較的小さかったですが、この範囲内の竹だけでも軽トラック2車、2tダンプ9車ほど搬出して整備できました。

これにより、現場の美観を保ちつつ林床環境の整備が行えます。竹林内の落ち葉を丁寧に掻き集めて、地面を整備しました。これで林床の植物が育ちやすくなり、翌年でた筍も採取しやすくなり林床の植物が育つ事により竹の地下茎の張りも抑えられる事ができます。落ち葉や枯れ竹が林床に体積しているとあらたに生える竹が密生して生える習性があるので竹林整備と並行して落ち葉かきなども行うと管理がしやすい竹林になります。

伐採後の竹の切り株が歩行や作業の邪魔にならないように、地面になるべく近いところで深く切断しました。これにより、作業者や訪問者の安全を確保しました。 竹を1m切りする方法などもありますが枯れ竹に水がたまりボウフラなどが湧き大量の蚊が発生する事もあり、今回は根本から伐採させていただきました。
また根本から伐採すると比較的歩きやすくなるので、有用竹林としての可能性も考慮し地域の方々が食べるためにハチク竹のたけのこを採取できるよう、竹林の管理と整備を行いました。
ハチク竹の特徴
学名と分類:ハチク(淡竹、学名:Phyllostachys nigra var. henonis)は、イネ科タケ亜科に属する多年生植物です。
生態と分布:日本の本州、四国、九州に分布し、中国から導入されました。
形態的特徴:稈の高さは10~15メートル、直径は5~10センチで、色は緑から淡緑色です。
枝の特徴:第1節間は中空でなく、第2節間から中空になるのが特徴です。
葉:細長く、長さは10~20センチ、幅は1~2センチです。
ハチク竹の利用方法
食用:たけのこは初夏に収穫され、柔らかくて甘みがあります。
材用:稈は強度があり、建築材料や工芸品に利用されます。
ハチク竹の識別方法

マダケとの違い:ハチクの枝の第1節間は中空でないのに対し、マダケは中空です。色もハチクは淡緑色、マダケは濃緑色です。
モウソウチクとの違い:モウソウチクは直径が15~20センチと太く、節が盛り上がった「くびれ」があります。
定期的な竹林管理の必要性 竹林管理が一度の整備では不十分な理由

旺盛な再生力: 竹は地下茎によって広範囲に広がり、新しい稈を次々と生やします。伐採後も短期間で再生するため、一度の整備だけでは再び密集した竹林になり、生物多様性や景観に影響を及ぼします。
環境への影響: 放置された竹林は、光を遮断し、他の植物の生育を妨げます。これにより、植物種の多様性が低下し、生態系バランスが崩れる可能性があります。
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