春の庭木ケア:病害虫予防と樹勢回復施工事例
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
- 5月4日
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新緑が美しい季節となりました。この時期は害虫の活動が活発になり始める大切な予防管理のタイミングです。今回は桑名市にて、2件庭木の健康維持のための総合的なケアを実施しました。
実施内容
1. 予防的病害虫防除
春の園芸シーズンの始まりに合わせ、これから発生する可能性のある病害虫を予防するための消毒を実施しました。使用薬剤は以下の通りです、

マツグリーン(殺虫剤):主にマツカレハなどのマツの害虫対策
ジマンダイセン(殺菌剤):うどんこ病や黒星病などの予防
シンダイン(展着剤):薬剤の葉面への付着性向上
オルトラン(殺虫剤):浸透移行性の殺虫剤で長期的な予防効果
2. 樹勢回復のための施肥

消毒後、樹木の根元周辺にオーガドリルで穴を開け、養分が直接根に届くよう施肥を行いました。特に松とマキについては、黄化(葉の黄色化)が見られたため、入念に施肥を実施しました。
施肥内容:

鶏糞入りバーク:有機質の緩効性肥料として
リンカリ肥料:開花・結実促進のためのリン酸とカリウム補給
バイオチャコール:土壌微生物の活性化と保水性向上
3. 環境整備

本宅の玄関前では手作業による除草も行わせていただきました。
今回の施工で特に注意した点は以下の通りです。
総合的な予防管理:殺虫・殺菌両面からの予防対策
樹勢回復への配慮:黄化症状のある樹木へのピンポイント施肥
土壌環境の改善:バイオチャコールによる微生物環境整備
今後のケア

松とマキについては、葉色の黄変が見られたため、今後定期的に経過観察を行います。改善が見られない場合は、追加の施肥や土壌改良などの対策を検討する予定です。
剪定屋空では、季節に応じた庭木の年間管理メニューをご用意しています。春の病害虫予防は一年を通じての樹木の健康を左右する重要なケアです。
消毒のみならず、施肥や土壌改良を組み合わせた総合的なアプローチで、美しく健康な庭づくりをサポートいたします。