桑名市にて9月のお庭の年間管理

三重県桑名市のお庭で、お庭の年間管理をさせていただきました。
この日の手入れは芝の手入れと、トキワマンサクの剪定と、シマトネリコの剪定、除草などです。

朝はシマトネリコから。脚立を立てて、上のほうの枝に手を入れていきます。
芝でしたのは三つです。刈り込みと、手取りの除草と、サッチング。

サッチングというのは、芝の根元にたまった枯れ葉や刈りかすをかき出す作業です。
そのままにしておくと、層になって水と空気を通さなくなります。表面は緑でも、下が詰まっている。
トキワマンサクは、4月から5月に、細いリボンのような花びらを4枚つけます。
その花芽ができるのが7月から8月ごろ。
つまり9月の時点で、来年の花はもう枝についています。ここで生垣のように面を刈ってしまうと、来年の花ごと落とすことになります。
だからこの時期は、刈り込みではなく剪定です。
伸びすぎた枝を、分岐している付け根まで戻す。混んだところを抜いて風を通す。花芽のついた短い枝は残しておく。
形を作るのは花のあと、5月から6月。9月は整えるだけです。
同じ木でも、季節で手の入れ方が変わります。切り方を変えているのではなく、木の都合に合わせているだけなのですが、これが伝わりにくい。刈り込んだほうが、見た目にはきれいに揃うからです。

枝と枝のあいだに、空が見えるようになりました。抜く前は、外から見ると緑の塊でした。
透かすのは、見た目のためだけではありません。内側の葉に光が届かなくなると、その枝は自分から枯れ上がっていきます。塊のままにしておくと、外側だけが生きて、中が空洞になる。


このお庭には7月にもお伺いしていて、そのときはシマトネリコの木陰でひと息ついていました。強い日射しの日で、木陰のありがたさを書きました。
7月は、どれだけ日陰を作ってくれているか。9月は、来年の花がどこについているか。
お庭の年間管理というのは、同じ庭を何度も見ることです。そのたびに、見るところが変わる。一度きりの手入れでは、来年の花芽を無理に落としてしまうこともあります。
最終更新: 2026年09月







