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花の後には…豆のサヤ。見たことありますか?「フジの実」

  • 執筆者の写真: 飯島 一郎
    飯島 一郎
  • 2022年7月27日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月14日

毎年、紫色の艶やかな花が注目される藤の花ですが、花が終わり、こんな実がなるのをご存じでしょうか?藤の実です。


毎年、紫色の艶やかな花が注目される藤の花ですが、花が終わり、こんな実がなるのをご存じでしょうか?藤の実です。 マメ科フジ属。言わずと知れたつる性の樹木。藤棚に絡んだ花のついていた枝から、サヤエンドウのようなソラマメのような、マメ科らしい緑色のサヤがぶらりと下がっています。 撮影したのは6月なのでこれからもっと大きく、実が膨らんで熟していくのかと思いますが、画像検索すると20cmほどまでひょろ長く育っているものも珍しくないようです。 ただあまり実が注目されないのは、鑑賞用の観光地の樹木などは来年の花のために、花後に剪定し切り整えられているからなのでしょう。 こちらの藤の木は、公園内のものでしたがまだ剪定前だったのかよいタイミングで藤の豆を見ることができました。 気になるのは「藤の実は食べられる」という情報。9月過ぎには茶色くなりカサカサ乾いたサヤになり、弾けるそうで、ネット上ではお庭の藤の実を割って炒って食べる!というレポートも結構見つかります。 食べた方のレポートを読むと、固い頑丈なサヤに包まれた丸い実は、黒く模様のある表皮に包まれています。そのままフライパンで炒ると弾けて中はキレイなグリーンの実が。 気になるのは味ですが、そら豆のようにホクホクとして美味しい!という感想も。 大きな実は食べ応えもありそう。藤の実のお味…かなり気になるところですが、食べ過ぎると腹痛や吐き気を生じることもあるそうですので、チャレンジされる方はくれぐれもご注意くださいね。

マメ科フジ属。言わずと知れたつる性の樹木。藤棚に絡んだ花のついていた枝から、サヤエンドウのようなソラマメのような、マメ科らしい緑色のサヤがぶらりと下がっています。


撮影したのは6月なのでこれからもっと大きく、実が膨らんで熟していくのかと思いますが、画像検索すると20cmほどまでひょろ長く育っているものも珍しくないようです。


ただあまり実が注目されないのは、鑑賞用の観光地の樹木などは来年の花のために、花後に剪定し切り整えられているからなのでしょう。


こちらの藤の木は、公園内のものでしたがまだ剪定前だったのかよいタイミングで藤の豆を見ることができました。


気になるのは「藤の実は食べられる」という情報。9月過ぎには茶色くなりカサカサ乾いたサヤになり、弾けるそうで、ネット上ではお庭の藤の実を割って炒って食べる!というレポートも結構見つかります。


食べた方のレポートを読むと、固い頑丈なサヤに包まれた丸い実は、黒く模様のある表皮に包まれています。そのままフライパンで炒ると弾けて中はキレイなグリーンの実が。


気になるのは味ですが、そら豆のようにホクホクとして美味しい!という感想も。


大きな実は食べ応えもありそう。藤の実のお味…かなり気になるところですが、食べ過ぎると腹痛や吐き気を生じることもあるそうですので、チャレンジされる方はくれぐれもご注意くださいね。


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よくあるご質問


Q. フジの実(豆のサヤ)は食べられますか?

A. フジの実には毒性成分(ウィスタリン配糖体)が含まれているため、食べることは避けてください。特に大量摂取は嘔吐・腹痛の原因になります。フジの花は天ぷらなどで食べる地域もありますが、実は食べないのが基本です。


Q. フジの剪定はいつ行えばいいですか?

A. フジの剪定は主に2回。夏(7〜8月)に長く伸びたつるを切り、冬(12〜2月)に花芽を残しながら短く整えます。冬剪定で来春の花付きが決まるため、花芽(丸く膨らんだ芽)を見分けながら行うことが大切です。


Q. フジのつるが木や建物に絡みついてしまいました。どうすれば良いですか?

A. フジは成長が旺盛で、放置するとあっという間に近くの木や建物に巻きついてしまいます。特に大木への巻きつきはその木が衰弱する原因になります。毎年夏と冬に定期的に切り戻し、誘引を管理することが大切です。


フジの実 豆のサヤ 藤 剪定屋空


晩秋に乾燥して弾ける直前の藤の実(豆のサヤ)墨絵イラスト

藤の実が弾ける仕組み — 植物の種子散布


藤の実が熟すのは9月から11月ごろ。緑色だったサヤは茶色くカサカサになり、内側にたまった張力(弾性エネルギー)でパン!と弾けます。勢いのある実では、種子が10〜15メートルほど飛ぶこともあります。


木が植えてある場所から少し離れた場所にも藤が生えているのを見かけることがありますが、これはこの種子散布のしわざです。秋に乾燥したサヤを近くで見ると、弾けた後の「空の皮」が枝に残っているのを確認できます。


ノダフジとヤマフジ — 巻く方向で見分ける

フジヅルが木の幹に力強く螺旋状に巻きつく様子の墨絵イラスト

日本に自生する藤には「ノダフジ(Wisteria floribunda)」と「ヤマフジ(Wisteria brachybotrys)」の2種があります。もっとも分かりやすい見分け方は、つるの巻く方向です。


ノダフジは右巻き(上から見て時計回り)、ヤマフジは左巻き(上から見て反時計回り)。花穂の長さにも違いがあり、ノダフジは20〜90cmと長く垂れ下がります。観光地や公園で見かけるものの多くはノダフジです。


また、フジは放置すると近くの木に絡みつき、その木の樹勢を弱める原因になることもあります。亀山里山公園みちくさのクスノキ管理でも、フジヅルの除去を実施しました。「封じ込めるのではなく、毎年その状態を読む」という付き合い方が、庭でのフジ管理の基本です。


Q. 藤の実が弾けるのはいつごろですか?

A. 9月後半から11月ごろに、乾燥したサヤが弾けます。日当たりのよい場所では早めに弾け、半日陰では遅くなります。弾ける音は「パン!」という乾いた音で、近くにいると種子が飛んでくることもあります。


Q. ノダフジとヤマフジはどう見分けますか?

A. つるの巻く方向で見分けます。ノダフジは右巻き(時計回り)、ヤマフジは左巻き(反時計回り)です。花穂の長さも異なり、ノダフジは垂れ下がりが長く、ヤマフジは比較的短め。庭に植えられているものの多くはノダフジです。


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