食べないで!危険な植物。ベル型の華やかな花をもつ毒草 キツネノテブクロ・ジギタリス
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 6月16日
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ベル型の花が連なる長い花穂、筒状の花と点々と入った班が個性的な花「ジギタリス」。イングリッシュガーデンの定番花としても親しまれ、庭に華やかな雰囲気を演出してくれる植物です。

でも、ジギタリスといえば毒草では…?年代古いですが…かつての映画や小説、ドラマに登場する植物毒として「トリカブト」と「ジギタリス」はメジャーだった記憶が…。
最近でも注意喚起が出ていました。「ジギタリスは有毒植物」厚生労働省の自然毒リスクプロファイルによると、“胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症になると心臓機能が停止して死亡することがある。”と記載があり、コンフリーと間違えての誤食による中毒発症事例があるようです。
コンフリーというのは、1970年代に健康野菜としてブームが起こり家庭菜園でも盛んに栽培された植物。その後有毒植物としての危険が指摘され現在はコンフリーを含む食品の販売は禁止されています。一気に人気がなくなってしまった可哀そうな植物でもありますが、まだ庭や空き地に自生していることもあるので、ジギタリス同様、誤食には気を付けてください。
和名はキツネノテブクロ(狐の手袋)。キツネの足先がすっぽりはまりそうな花と思うと可愛らしい。でも班の模様がある品種はやはり毒々しさのイメージも掻き立てられますね。
ジギタリス:オオバコ科 / キツネノテブクロ属(ジギタリス属)原産地:ヨーロッパ、北東アフリカ、中央アジア 別名:キツネノテブクロ(狐の手袋)フォックスグローブ
開花期は5月~6月 日陰でも育つ耐寒性の高い植物
自然毒のリスクプロファイル:厚生労働省







