ハート型の葉っぱに色鮮やかな花を咲かせ人気の高いベゴニア。

シュウカイドウ科・シュウカイドウ属、ブラジル原産、世界中に多種多彩な品種がある植物で、その原種は900もあり、交配種に関しては15000以上の種類が見られるほどバリエーションが豊か。原種は、ほぼ世界中の熱帯や亜熱帯地域に分布し、日本でも西表島から石垣島に数種類がみられるそうです。
花色もピンク系、白、赤など華やかで温みがあり、丸みのある可愛らしい花は周りを明るくしてくれます。
4月から10月にかけて咲く品種がメインで、こぼれ種で増えるほど、繁殖力があり基本的には丈夫な植物。
寒さや湿気には弱いので室内越冬がよいとされますが、秋から冬にかけて出荷される冬向けのベゴニアもあります。画像の花はクリスマスの時期に出回ることから「クリスマス ベゴニア」とも呼ばれる「ベゴニア・ラブミー」。
ラブミーは暑さが苦手で冬場が開花期。短日植物といって、1日の日照時間が短くなると咲く習性をもち、9~13時間以下になる晩秋から冬場にかけて開花するという特徴をもちます。
花自体は小ぶりですが、集まってこんもりと咲く様子、ショッキングピンクの花色は鮮やかでショップに並んでいても目を惹きます。
ラブミーというネーミングも可愛らしく、一説によるとこの名前をつけて以降、一気に人気が高まり爆発的なヒット花となったとか。
ベゴニアの花言葉は、「幸福な日々」。
色別にみると赤は「公平」、白は「親切」、オレンジは「繁栄」、そしてピンクには「丁寧」という言葉がつけられています。
寒い季節のお庭ををベゴニアで温かく彩るのも素敵ですね。