初めてこの花を目にした人間はさぞびっくりしたことでしょう。こちら、みなさん何に見えますか。時計のような針が特徴的なこの花は、その名もトケイソウ。
そう、時計に似ているからこの名前がつきました。この時計の針のように見えるものは、雌しべです。
こちらはなんとパッションフルーツの花。このパッションフルーツのパッションですが、「情熱」という意味ではないのですよ。宗教的な意味合いになりますが、「受難」という意味があります。
トケイソウの中心がまるで十字架に見え、雌しべが釘にも見えます。画像の白と紫の部分が茨の冠に、そしてつるはムチに見えることから「キリストの受難の花」とされているそうです。
花期は6~10月ごろ。熱帯の植物ですので、夏の暑さにも比較的強いですよ。見れば見るほど不思議なお花をぜひお庭で観察してみませんか。