初夏から夏にかけてブルーの小花で涼しさを演出してくれるルリマツリ。

瑠璃茉莉(ルリマツリ):イソマツ科ルリマツリ属(プルンバーゴ属)、南アフリカ原産の5月~11月にかけて長く開花を楽しめる植物です。
和名の瑠璃は花色の美しい青色。日本の伝統色では濃い紫みの鮮やかな青色を指し、仏教の七宝のひとつ、神秘的で尊い宝石の色でもあります。
瑠璃の洋名はラピスラズリ。透明感のあるガラス質、深い水の青さを思わす鉱石は強力な力があるパワーストーンとしても人気ですね。
茉莉はジャスミン。小花のひとつひとつの花姿がジャスミンの花に似ています。
庭木や生垣、マンションの植栽などにも好まれよく植えられています。花自体は1週間ほどで枯れてしまいますが、次々と咲いてくれるので長い期間華やかさがあり暑い時期に向かう季節でも清涼感を放ってくれます。
青色が印象的な花ですが、仲間には鮮やかな赤色のプルンバコ・インディカ(アカマツリ/赤茉莉)や白い花のゼイラニカ(インドマツリ/セイロンマツリ)、また見た目は似ていますがルリマツリより背の低いルリマツリモドキ(ケラトスティグマ)という花もあります。
枝やツルがよく伸び背丈も大きくなってしまいがちなので、花が終わるころにしっかり剪定、切り戻しをしておくこと、寒さが苦手な植物なので必要があれば根元の養生をしておくのもよい方法。
こまめにお庭の手入れをしてあげることで、季節を通して緑と花が活き活きとし心地よい空間を保持できます。ただ様々な事情で管理が難しい状況のお庭も増えています。そんな心配がある時は早め早めに専門家に相談を。