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十五夜、そして十三夜、十日夜にお月見を。「ススキ」

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 2021年11月12日
  • 読了時間: 2分

風に揺れる芒(ススキ)と美しい月。お月見には欠かせない風情ある植物ですね。


十五夜、そして十三夜、十日夜にお月見を。「ススキ」

イネ科・ススキ属、日本文化に根付いているイメージではありますが原産地は東アジア、秋の七草のひとつである尾花(オバナ)はススキ(薄・芒)のことを指します。


和名のススキは「薄」「芒」という字も充てられ、別名ではオバナ、カヤとも呼ばれます。


スラリとして儚さと風情のある植物ですが、生命力はとても強く平地から山地、道端や線路わきなど土壌のよくない土地でもたくましく育ち群生します。


日本の文化でもあるお月見におだんごと一緒にお供えされる理由は、ススキが月の神さまの依り代であり、実りを象徴する稲穂の代わりだという説が有力なようです。


中秋の名月である旧暦8月15日は、芋類の収穫を祝う「十五夜」で別名「芋名月」。

十五夜はニュースにもなり注目されますが、実はお月見はあと2回必要。


旧暦9月13日の「十三夜」(栗や豆の収穫を祝う「栗名月」「豆名月」)と旧暦10月10日の「十日夜(とおかんや)」(田の神様に感謝する)にもぜひお月見を。


かつては十五夜しかお月見をしないと「片見月」として、縁起が悪いとされていたそうで、「十五夜」「十三夜」「十日夜」の「三月見(さんつきみ)」にキレイな月を見ることができると良いことが起こるとも言われています。


2021年の十三夜は10月18日、十日夜は11月14日となっていますので、ぜひ空を眺めて月の風情と秋の恵に感謝してみてはいかがでしょう。

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