秋の光景の1つススキ。ススキを見ていたら秋が来たなぁ・・・と実感出来る植物でもあります。でも筆者はススキ+お月見+団子を連想する食いしん坊でもありました。あっ!ウサギも連想するかな?
それはいいとして、そんなススキですがどこにでも生息しており、意識しなければ人からはあまり気にされない可哀そうな植物にもなります。
ですが、風情を感じたければ赤く染まった夕日をバックに、シャープな形のススキの写真を撮ると素晴らしい写真になるんですよ。ただの普通の植物が、豪華な衣装をまとい爽やかに風に揺られてそよぐ、魅力的なススキに変身する事でしょう。
ススキは枯れても美しい姿を保ちます。「枯れススキ」という言葉を聞いた事ありませんか?冬になり葉が枯れはてても、ススキの穂の綿毛が孤高に空へ向かってそびえ立つ姿は勇ましく見えるでしょう。
ススキの葉は皮膚を傷つけやすい事をご存じですか?葉に「ケイ酸」が入っており、のこぎりの葉のようにトゲが並んでいるんですよ。ちなみにガラスにもケイ酸が入っております。どれだけ鋭いか分かって頂けたでしょうか。
ススキは呼び名も変わります。それは春夏秋冬でその時のススキの姿によって名前が変わります。
・春→末黒の薄(すぐろのすすき)
・夏→青薄(あおすすき)
・秋→薄(すすき)
・冬→枯れ薄(かれすすき)
枯れ尾花(かれおばな)
と呼ばれ季語でもあります。
お月見にススキが添えられるのは、魔除けの効果があると伝えられてきたからです。軒先にススキを吊るし1年間病気から守るという伝えが残っていると言われています。お月見は誰もが(満月)というイメージがあると思いますが、必ず満月とは限らず数日ずれる事があります。まぁほとんど満月に近いですが。
皆さんも秋の風物詩をお家に飾ってみませんか?