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緑・黄・赤グラデーションは今だけ。美しい街路樹 モミジバフウの紅葉

執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

公園や街路樹によく見かけるグリーンとイエローそして赤色の紅葉が美しい樹木。5枚に分かれたモミジのような形の葉「モミジバフウ」(アメリカフウ)です。


緑・黄・赤グラデーションは今だけ。美しい街路樹 モミジバフウの紅葉


紅葉葉楓(モミジバフウ):北アメリカ原産、フウ科(従来はマンサク科)の落葉樹。アメリカフウが正式名称のようですが、モミジに似た葉の形から日本ではモミジバフウという呼び方がポピュラーかもしれません。日本へは大正から昭和初期に渡来し全国の街中風景に溶け込んでいます。


育つと樹高20mほどにもなる大木のため一般家庭の庭木としては難しい樹木ですが、耐暑性、耐寒性ともにある丈夫な植物なので、公共施設や街路樹、公園にはマッチ。動物が食べない葉なので動物園に植樹されているケースも多いようです。


雌雄同株で花弁のない花を5月頃に開花、結実するとトゲトゲのまるい果実になり枝からぶら下がり翼のついた種を飛ばします。ユニークな形の落ちた実はリースやクラフト材料としても人気が高い素材ですね。


アメリカフウの実でクリスマスやお正月に向けてナチュラルリースを作ってみようかなという人は、ドングリや松笠、メタセコイアやヒノキの木の実も同様ですが、下処理として熱湯処理か煮沸処理、冷凍処理をして防虫対策を。植物によって向き不向きの方法があるので調べて選択し処理後の乾燥もしっかりと行いましょう。


今年は暖冬で紅葉も遅れ気味とはいえ、アメリカフウの緑黄赤色のグラデーションが楽しめるのも秋から冬へと移行するつかの間の時期。通勤通学、買い物の途中、歩道の脇の街路樹を見上げてみませんか?今だけの息をのむほど美しい風景に出逢えるかもしれませんよ。

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