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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

NHKチコちゃんにも登場。氷河期に生き残ったのは1種類の銀杏「イチョウ」

NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」10月の回に登場した疑問に「ギンナンはなぜクサいの?」がありました。


NHKチコちゃんにも登場。氷河期に生き残ったのは1種類の銀杏「イチョウ」

確かに…日本の街路樹にも多い銀杏(イチョウ)の樹の下に落ちるギンナン、独特のニオイを発しますよね。食べる中身は美味しいのですが。


そして回答は「クサくても恐竜に食べてもらえばよかったから」。


?という答えですが、銀杏は「生きた化石」と呼ばれる古代植物。1億7000万年前のジュラ紀に恐竜とともに現在のカタチのまま存在していたという驚異的な植物です。恐竜はあのニオイを嫌がりもせずギンナンを食べ、銀杏は子孫を増やしていた。つまりはクサくても食べてもらえるので問題なかった。。。ということ。


そして氷河期。当時恐竜と共生していた銀杏は絶滅の危機に。数種類あった品種は絶え現在残る銀杏は、中国で奇跡的に生き延びたたった一つの種類のみ。しかし恐竜なき後あのギンナンを食べてくれる動物もなく絶滅しかけたイチョウ。


ところが「ギンナンは薬になる」と食用にしたのは人間!イチョウは人の手によって世界に広がっていくことになったのです。


現在日本では神社仏閣や学校、街路樹としてポピュラーな樹木ですが、実は野生のイチョウは絶滅危惧種。イチョウは薬として利用価値をもったことで恐竜に変わり人間との共存で生き延びた。ただ1品種のみで力強く生き抜いた樹木に壮大な歴史を感じてしまいます。


銀杏(イチョウ):イチョウ科イチョウ属 学名:Ginkgo biloba L.一般名として公孫樹・鴨脚もイチョウと読みます。原産国は中国。春に開花、雌雄異株の風媒花。秋に黄金色に紅葉する様子が美しい樹木。


NHKチコちゃんに叱られる!https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/


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