120年に1度?黒竹の開花が話題。不吉の予兆とは
- 飯島 一郎

- 3 時間前
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「120年に一度の開花」2026年5月、名古屋市でクロチク(黒竹)の開花がニュースになりました。
前回の開花記録は明治時代、1908年(明治41年)頃のこと。
実に120年近くぶりに目撃された、とても希少な出来事です。
2026年4月27日には名古屋市千種区の名古屋大学野外観察園で、高さ4メートルのクロチクに1センチほどの小さな花が無数に咲いているのが確認されました。
クロチクは、美しい黒色が目を惹く個性的な雰囲気をもった竹。
淡竹(ハチク)や呉竹(クレタケ)の変異種といわれ、庭園の演出やシンボルツリー、生垣や花器、竹細工など、和の空間に欠かせない存在として広く親しまれています。

「タケの開花は不吉の予兆」という記述、見かけませんか?
120年というめったにないタイミングに咲く特別感、そして咲いた竹の林が一度枯れてしまうことから、不吉なイメージをもたれてきた歴史があります。
竹は1本1本が独立して生きているわけではなく、地下茎でつながっています。そのため開花後は、つながった竹林が一斉に枯れてしまうのです。
ただ、枯れた後には種を落とし、新たな命として再生されます。
この「一度枯れて、また芽吹く」という竹の性質から、最近では「再生」「復活」の象徴としてとらえる見方も増えてきました。
京都での2022年・2023年の開花、2025年には千葉でも報告があり、全国各地からニュースが続いています。
「人生で一度しか見られない貴重な瞬間」「新たな時代の到来」という声も多く、印象はどんどんポジティブに変化しているようです。
また、2010年頃から全国的に増えた竹の開花は、2028年頃にピークを迎えると予想されています。
竹の世界でも、大きな「世代交代」が進む時期なのかもしれません。

竹の花言葉は「節度」。
茎の区切りである節(フシ)にちなんだ言葉で、日本人が古くから竹に感じてきた凛とした美しさを表しています。
竹全般は縁起のよい植物として知られ、「黒色」は金運や邪気払いのパワーがあるともいわれます。
不吉と縁起よし、両方の顔をもつクロチク。
希少な竹の開花、いつかその場に立ち会えたなら、きっと特別な記憶になることでしょう。
クロチク(黒竹):イネ科マダケ属 原産地:中国(日本・朝鮮半島)
別名:ニタグロチク
ハチクやクレタケの変異種。黒く光る独特な美しさをもち、庭園・シンボルツリー・生垣として広く親しまれています。
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