清楚な白い花…でも実は危険?毒性はある? セイロンライティア

セイロンライティア(学名:Wrightia antidysenterica)は、スリランカを原産とするキョウチクトウ科ライティア属の常緑低木。

熱帯・亜熱帯アジア、アフリカ、オーストラリアなどに約30種が分布する熱帯植物に分類され、日本では主に鉢植えや夏の花壇を彩る花木としてショップなどで苗木が流通しています。
名前の由来は、原産地であるスリランカの旧称セイロンと、属名のライティアを組み合わせたもの。英名ではホワイトエンジェル(white angel)とも呼ばれます。
開花時期が長いことも特徴的で、日本では主に5月から11月頃まで暑い夏の間も途切れることなく清楚な白い花を咲かせ続けてくれます。
五弁の星形、ジャスミンに似ている可憐な花ですが、香りはほとんどありません。花言葉もその花姿からイメージされる通り、清純、清楚など、ぴったりな雰囲気。
冬に枯れてしまうことが多いため一年草として扱われることも多いですが、明るい室内で越冬できれば翌年も楽しめます。

枝を折ると、白い乳液が出ます
そんな清楚で可憐なセイロンライティアですが、扱いに注意が要ります。
まず、はっきりしていることから。ライティア属は乳液をもつ、と植物誌に記載があります。枝や茎を折ると白い液が出ます。
剪定などの作業時は手袋を着用し、付着した場合はすぐに洗い流してください。キョウチクトウ科の白い樹液は、肌に触れるとかぶれる原因になることがあります。
そのうえで、正直に書いておきます。この植物そのものにどんな成分が含まれるかについて、ぼくが確認できた公開資料はありませんでした。キョウチクトウ科に有毒な種が多いことと、この一種に何が含まれるかは、別の話です。分からないことは、分からないと書きます。
安全な側に立つなら、口に入れない、樹液に触れない、子どもとペットの手が届く場所に置かない。それで足ります。

同じ科のキョウチクトウは、剪定枝の出し方が違います
セイロンライティアと同じキョウチクトウ科に、庭木や街路樹でおなじみのキョウチクトウがあります。こちらは毒性がはっきりしていて、扱いの決まりがあります。
栃木県真岡市のごみの案内に、こう書かれています。キョウチクトウは花、葉、枝、根、果実すべてに強い毒性がある。せん定枝の日に出してしまうと、ほかの木の枝と一緒にリサイクルセンターに搬入され、毒性をもったままチップやたい肥となって配布される可能性がある。だから、せん定枝の日には出さず、細かく切ってもえるごみまたは粗大ごみの日に出す。
同じページに、地域の人や収集業者が枝や樹液に触れると危険だから、という理由も添えられています。
ここは知らないと踏みます。剪定した枝を、いつもの木と同じ袋に入れて、いつもの日に出してしまう。その先で堆肥になり、誰かの畑に配られます。
自治体によって分け方が違うので、お住まいの市町のごみの案内で確認してください。剪定を業者に頼むときも、キョウチクトウがあることを伝えていただけると助かります。
燃やさないこと。これはどの自治体の案内にも共通しています。
セイロンライティアの基本情報
セイロンライティア:キョウチクトウ科 / ライティア属 原産地:スリランカ
開花期は6月から10月 常緑性で可憐な白い花をつけ、開花期が長い植物です。
半落葉低木、高さ50から200センチ。花は筒状の星形、直径2.5から3.5センチ、花弁は5個で白色。
よくあるご質問
セイロンライティアは、子どもがいても育てられますか。
成分についての公開資料が見当たらないので、無害だとは言えません。口に入れない、樹液に触れないという扱いにしてください。手の届かない高さの鉢に置くのが確実です。
剪定して樹液が手についてしまいました。
すぐに洗い流してください。目をこすらないこと。次からは手袋を使います。キョウチクトウ科の乳液は、種によって肌に合わないことがあります。
庭のキョウチクトウを切りました。枝はどうすればよいですか。
剪定枝の回収には出さないでください。堆肥になって配られる可能性があります。細かくして燃えるごみ、太いものは粗大ごみが一般的ですが、自治体ごとに違うので必ずお住まいの市町の案内で確認してください。燃やすのはやめてください。
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