今年もグリーンに映える濃いピンク色の百日紅(サルスベリ)の花がキレイに開花しています。青空にも映えて美しいですね。
百日紅(サルスベリ):ミソハギ科、サルスベリ属、中国原産、木の幹表面がツルツルとして猿も登れないから「さるすべり」(実際には登れるようですが)、和名の百日紅は100日咲く、と言われるほど次々と開花し、長く花が楽しめることから来た名前のようです。
さて「サルスベリは庭に植えてはいけない」という話を聞いたことがあります。
理由は「すべる」という名前が受験の失敗、運気が落ちる、という意味に繋がり縁起が悪い、とされること。
またツルツルした木肌は「人間の肌」と連想され、「人の生気を吸って成長する樹木」というちょっと怖い感じの話が広まったからだとか。
夏の暑い盛りにも生き生きと鮮やかな花を咲かせるパワーには、確かに神秘性はありますが…。長年サルスベリのそばで生活してもエネルギーを吸い取られた気は全くしなかったので、その心配はないのかと。
さらに風水的に「申(さる)の方角(南西)に植えてはいけない」という話もあるようですが、日当たりのよい南西もサルスベリには快適な方角。
実際には性質としてとても強く難しい剪定も少ない樹木なので、庭のシンボルツリーとしておすすめされています。
ご近所のお庭にも、私の実家にも昔からありますが、夏は葉を広げ木陰をつくり艶やかな花で和ませてくれる素敵な樹木。
お庭づくりを検討されている方にはぜひおすすめしたい百日紅です。
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