大人色の赤と黒。夏のガーデンに映える花 エキナセア ルージュノワール
- 飯島 一郎

- 10 分前
- 読了時間: 3分

夏のガーデンに映える花、エキナセア。
花のスタイルや花色がバラエティに富み新品種も多く登場している植物です。
暑さ寒さに強い性質で開花期も長いので夏場の庭の彩りにぴったりですね。
そのカラフルな色が魅力のエキナセア、今回撮影したのは画像のルージュノワール。
透明感もあるシックな大人色の赤色系の花びら、中央の漆黒部分にイエローのポイントが輪のように入るのが特徴です。
また茎も黒色で花色とのコントラストが美しく遠くから眺めても目を惹く印象的な雰囲気をもつ品種ではないでしょうか。
草丈は低めで比較的コンパクトな株立ちですが、花色も褪せない性質なので夏の間ずっと鮮やかにガーデンを彩ってくれそうですね。

ところで、この花の名前はどこから来たのでしょう。
エキナセアは、ギリシャ語でハリネズミを意味する echinos が語源です。
ウニを指す言葉でもあります。
由来は、写真の中央を見ればすぐに分かります。
あの盛り上がったトゲトゲ。
触るとチクチクするあの部分から、この名前がつきました。
そしてこのトゲトゲには、もうひとつ面白いところがあります。
エキナセアはキク科です。
キク科の花は、一輪に見えて、じつは小さな花の集まりです。
外側で花びらのように広がっているものが、舌状花。
中央に密集したトゲトゲの一つひとつが、筒状花。
つまり中央のイガイガは、小さな花が数百も並んでいる状態ということになります。
写真をもう一度見てください。
黒っぽい中央のなかで、黄色い点が輪になって並んでいます。
あれは飾りではなく、いま花粉を出している筒状花です。
日を追うごとに、この輪は少しずつ内側へ移っていきます。

エキナセアの故郷は、北アメリカの乾いた草原です。
日本には1920年代に観賞用として入ってきました。
原産地の先住民は、鎮痛や傷の手当てに使っていたと伝えられ、欧米では古くから薬用のハーブとして扱われてきました。
日差しの強い開けた草原で育ってきた植物なので、日本の夏の直射日光を苦にしません。
風通しのよい、日当たりのいい場所に植えるのが向いています。
じめじめした半日陰よりも、乾き気味の場所のほうが機嫌よく育ちます。
咲き終わったあとの扱いは、目的で変えます。
次の花を上げたいなら、花がらを茎の途中の葉のすぐ上で切ります。
姿を長く楽しみたいなら、あえて残しておく手もあります。
エキナセアの中央のコーンは、花が終わってからも硬く立ったまま残ります。
冬枯れの庭のなかで、この黒い立ち姿だけが景色として効く場面があります。
切るか残すかは、庭のどこに植えたかで決めればいいと思います。
ルージュ ノワール(Rouge Noir)は、フランス語で赤と黒という意味。
黒に近い深みのあるダークレッドでシャネル(CHANEL)の伝説的なネイルカラーやリップの名称としても知られます。
赤色のエキナセアではマットな赤色パナマレッドや、真っ赤な八重咲エキセントリックも人気品種。
赤色にもたくさんのニュアンスがありエキナセアには美しい赤色を表現した品種がたくさんあるので、ぜひ好みのカラーを見つけてみてください。
エキナセアの花言葉は、優しさ、深い愛、あなたの痛みを癒します。

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エキナセア:キク科 / ムラサキバレンギク属(エキナセア属) 原産地:北アメリカ 和名:ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)その他:パープルコーンフラワー、エキナケア 開花期は6~8月 耐寒性、耐暑性が高い強い植物 花色や花型も豊富でカラフルな品種も人気。開花期も長く育てやすい多年草です。
最終更新: 2026年08月







