白銀色に輝き揺れる。ふわふわ大きく育つ秋の植物 シロガネヨシ パンパスグラス

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ふわふわの輝くような白い穂をつけた背の高い大きな植物、パンパスグラス。画像の植物は建物のすぐ脇に植えられていましたが、一階の屋根にも届きそうな勢い。高く伸びて白い花穂も立派な、見ごたえある美しいスタイルです。

パンパスグラスは和名シロガネヨシ、秋に巨大でふわふわとした美しい穂をつける多年草。
パンパスグラスは、原産地である南アメリカの草原地帯パンパ(Pampas)に自生する草(グラス)という意味で、英名 pampas grass はそのまま草原の草。和名のシロガネヨシ(白銀葭)は、羽毛のような大きな花穂が日差しを浴びて白銀色に輝き揺れる姿から名付けられました。
開花期は9月〜10月頃で、秋の始まりには青空に映える輝かしい穂、秋が深まるにつれて穂が大きく成長し、ふわふわの見頃のピークを迎えます。
日光を好むので日当たりと水はけが良く、開花期の背丈や大きさを十分に考慮した広さのある場所への地植え(庭植え)が基本です。
かなり大きく育つ植物なので、ショップのガーデンなど広い敷地に栽培されることも多いですが、狭小地でも上手に配置され、見栄えよくガーデンを演出されている家庭のお庭もよく見かけるようになりました。
花言葉は光輝、雄大な愛、強気な心、人気など。太陽の光を反射してきらめく花穂の様子、堂々とした姿から連想されるぴったりな言葉ですね。

ふわふわが大きいのは、雌株のほう
パンパスグラスには雌株と雄株があります。
穂がふっくらと大きく見えるのは雌株です。雌花には絹糸のような長い毛がつき、それが穂のボリュームになります。雄株の穂は細身で、すっきりとした印象です。
雄株のほうが綿毛が多い、と紹介されていることもありますが、逆です。苗や株分けで迎えるときは、名前や説明より、実際に咲いた穂の姿を見て選ぶのが確かです。
パンパスグラスは植えてはいけない?
植えることは禁止されていません。法律で規制される特定外来生物ではないからです。
ただ、国がまとめた生態系被害防止外来種リストには、その他の総合対策外来種として載っています。国内での影響はまだはっきりしないものの、広がり方に注意して見ていく必要がある種、という位置づけです。
気をつけたいのは穂です。雌株の穂ひとつに、多いもので10万粒ほどの種がつき、風に乗って遠くまで運ばれます。カリフォルニアでは、海岸の砂丘や川沿いに広がって、駆除の対象になっています。
故郷はアルゼンチンやブラジル、ウルグアイの川べりの湿った土地です。広がり方には癖があって、裸の地面にはすぐ入り込むのに、ほかの草が茂った場所では根づきにくいといわれます。
庭の中だけを見るのではなく、まわりを見ることです。近くに造成地や空き地、河川敷のように草のない地面があるなら、穂が種を落とす前に切り取っておくと安心です。切った穂は飾れば無駄になりません。開ききる前の若い穂のほうが、光沢があってきれいです。

手入れは春。そして必ず手袋を
パンパスグラスの葉は、縁がとても鋭く、素手でつかむと肌が切れます。作業は長袖と厚手の手袋で。
冬のあいだは、枯れた葉をそのまま残しておきます。株元を寒さから守る覆いになるからです。寒さにはやや弱い植物なので、冷え込む場所では株元にマルチングをしておくと安心です。
刈り戻すのは春、3月から4月。新芽が動き出す前に、前の年の枯れ葉と穂をまとめて取り除きます。水やりや肥料は、地植えなら基本的にいりません。
ひとつ覚えておきたいのは、株の根元がとても固いことです。株分けでさえ、ハサミでは歯が立たず、大きな剣スコップで切り分けるほど。大きく育ってから場所を変えたくなっても、簡単には動かせません。
屋根に届くほど育つ姿は見事です。植える前に、3m近い背丈と株の広がりを見込んで、場所を一度だけ決めておくことをおすすめします。
パンパスグラスの基本情報
パンパスグラス:イネ科 / シロガネヨシ属 原産地:南アメリカ(アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ)
和名:シロガネヨシ(白銀葭) 開花期は9月~10月
草丈1~3mにもなる大型の多年草 耐暑性が高い初心者でも育てやすい植物
よくあるご質問
パンパスグラスを庭に植えても大丈夫ですか。
植えることは禁止されていません。ただ、種が風で遠くまで飛ぶ植物です。近くに空き地や河川敷があるなら、穂が種を落とす前に切り取って、飾って楽しむのがおすすめです。
穂が細くて、ふわふわになりません。
雄株の可能性があります。穂がふっくら大きくなるのは雌株です。株の性別は苗のうちは見分けにくいので、次に迎えるときは咲いた穂を見て選んでください。
冬に枯れた葉は、いつ切ればいいですか。
春の3月から4月、新芽が出る前です。冬のあいだは株元の防寒になるので残しておきます。葉で手を切りやすいので、必ず厚手の手袋をしてください。
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