実はトマトに毒がある?「逆進化」する古代毒をもつ種類も発見トマト
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 8月28日
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夏野菜の定番「トマト」。低カロリーでありながらビタミンやβカロテンをバランスよく含む栄養価高い緑黄食野菜。赤い色の実にはリコピンが含まれ健康効果や美容効果もよく知られています。年中出回り季節感は薄れてはいるものの、旬の夏にしっかり取り入れたい野菜ですね。

その「体によいイメージ」のトマト、「実は毒がある」というのはあまり知られていないかも。トマトは「トマチン」というジャガイモの芽に含まれるソラニンと同じようなアルカロイド系の毒性をもっています。トマチンを大量に摂取すると食中毒、吐き気や嘔吐、腹痛、頭痛などの症状が出ることも。
ただ、トマチンは熟したトマトの実にはほとんど含まれないので、青い実やヘタ、葉茎を口にしなければ基本的に大丈夫。一般的な食べ方なら心配はなさそうですね。
しかし、そのトマトに常識を覆す「逆進化(リバース・エボリューション)」が起きているというニュース。“米カリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)の最新研究で、ガラパゴス諸島の野生トマトは、現代トマトが捨ててきたはずの「古代の毒」を再び作り出していることがわかった”そうです。
野生トマトに起こっていたのは“現代のトマトでは見られない古いタイプのアルカロイドの生成”。過酷な環境に対応するため古代型のアルカロイドを遺伝子が復活させたのでは?と考えらえているようです。自分自身で「進化を巻き戻した」トマト、生き延びるため想像の上を行く変化には驚かされます。
トマト:ナス科 原産地は南米アンデス高原。日本には江戸時代に観賞用として渡来し、明治時代になって本格的に再導入。収穫期は7月~8月







