ソライロアサガオの育て方|秋咲きの青いツル、管理の注意点と外来種リスト
- 飯島 一郎

- 2023年9月28日
- 読了時間: 3分
更新日:3 日前
朝晩はずいぶん涼しくなってきたこの頃ですが、道のわきに鮮やかに咲く青い花。。。あれ?まだ夏のアサガオが咲いている?

このところ道路わきや線路沿い、お庭の花壇にもたくさんの花がついているのをよく見かける、あの夏の代表格アサガオのまるい花。かなり鮮やかな美しいブルーです。
咲き終わりのアサガオかとも思ってしまいますが、こちらは秋咲のアサガオ「西洋アサガオ」夏に咲くアサガオとは違う種類です。
西洋アサガオ:ヒルガオ科イポメア属。青い色の花を咲かせる品種が多いので「空色朝顔(ソライロアサガオ)」とも呼ばれます。
日本のアサガオが7月に咲き始めるのに対して、西洋アサガオの開花は8月後半~9月以降となります。これは日照時間が短くなってから咲く短日植物という特性からで、日の入りが早くなる秋になってから花芽をつけるという性質だからです。
成長力が旺盛で多少陽当たりが悪くても育ち、夏のアサガオに比べて葉が大きく花もたくさんつけ花持ちもよいので、残暑の残る季節のグリーンカーテンにも。
秋から冬にかけてもお庭の彩りになり、霜が降りるほど、寒くなったかな、という頃まで美しい空色ブルーを楽しめますよ。
特にHeavenly Blue(ヘブンリーブル―)は吸い込まれそうな空色、青色が魅力的。天上の青、麗しき青、神々しい青、とも訳されるその色に魅了される人も多いよう。
花言葉には「堅い約束」「愛着」といった、つるが絡まる様子からきた強い結びつきを表現した言葉が多くあります。
日本アサガオの花言葉も「結束」「愛情」など同類ではありますが、空色アサガオの方が性質のたくましさ、強靭さのニュアンスが加わっているような気がしますね。
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Heavenly Blueが「天上の青」と訳されるわけ
ヘブンリーブルー(Heavenly Blue)という名前は「天上の青」と訳されます。空の青より濃く、しかしラピスラズリより柔らかい——その絶妙な青は、残暑の庭に秋の気配を呼び込みます。西洋では古くから「神々しい色」として詩人や画家が表現した色でもあります。

短日植物の仕組みと、庭師が気にする一点
ソライロアサガオが夏のアサガオより遅く咲く理由は「短日植物」だからです。日照時間が一定以下(おおよそ12時間未満)になったことを感知して花芽を形成します。そのため夏の長い日差しの中では育つだけで、秋になって初めて花が咲き出します。
庭師として気にするのは、この旺盛な成長力です。ツルは10m以上に達することがあり、フェンス・他の樹木・電線にも絡みつきます。グリーンカーテンや壁面緑化として使う際は、誘引先を最初から決めておくことで、後の管理がずっと楽になります。
「生態系被害防止外来種」という側面
ソライロアサガオ(西洋アサガオ類)は、環境省の生態系被害防止外来種リストに掲載されています。こぼれ種で野外に広がると在来植物の生息域に影響を与えるおそれがあります。
庭で育てる際は、種ができる前(秋が深まる前)に花がら摘みをこまめに行うことが大切です。特にお住まいが農地や河川近くの場合は、種が外に出ないよう意識して管理しましょう。

季節ごとの管理ポイント
春(5〜6月): 支柱や誘引用のネットを準備する。
夏(7〜8月): ツルを誘引しながら水やりを続ける。乾燥には強いが、地植えでも夏の間は土が乾ききる前に水を与える。
秋(9〜11月): 開花期。花がら摘みをこまめに行い、種が散らばらないよう管理する。
冬(12〜3月): 霜が降りると地上部は枯れる。根が生きていれば春に再芽吹く。三重県(温暖地)では株元に腐葉土を敷いて保温すると越冬率が上がる。







