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赤と白のツートンカラーがかわいい「紅白チェリーセージ」

  • 執筆者の写真: 飯島 一郎
    飯島 一郎
  • 2021年7月10日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月14日

ハーブの一種「チェリーセージ」の中でも、赤と白のツートンカラーが目を惹く品種「ホット・リップス」


紅白チェリーセージ

サルビア・ミクロフィラの改良品種で、日本で広く栽培されている種類ですが、ひとつの花弁が2色に分かれているなんて、ちょっと不思議なカラーですよね。


でも、この配色は実は一定ではありません。暑い時期は花が赤色に、気温が低くなるほど白の面積が増えるという性質があり、気温や状況によって赤オンリーの花、白オンリーの花、ツートンカラーの花がミックスで咲くのだそう。おもしろいですね。


挿し木で増やすこともできますが、庭に地植えすると自然に増えるほど生育力の強いハーブなので育てやすく、開花時期も初夏から秋までと長い。冬に葉や茎が枯れてしまったとしても、春には根からまた再生して、ほのかに甘いサクランボのような香りを放つ花を咲かせてくれるタフな植物です。


花言葉には「燃ゆる思い」「尊重」「知恵」。燃えるような深紅の色と清廉知性を感じさせる白からきているのでしょうか。


チェリーセージは英名で正式名称サルビア・ミクロフィラ、オータムセージ、秋の紅花サルビアという別名ももちます。シソ科・アキギリ属(サルビア属)、メキシコ原産でハーブとしての効能は、セージ同様強い殺菌作用、消化促進、解熱作用などがあげられます。


ハーブティーとしてブレンドはありますが、どちらかというと食用というよりも観賞用に利用されるのが一般的で、可愛らしい赤い花でシロップにしたり、サラダの彩りにしたりとアクセント的に使われることが多いようです。


チェリーセージとサルビアはどう違う?

チェリーセージ ホット・リップスの赤と白のツートンカラーの花が並ぶクローズアップ墨絵イラスト

チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)はサルビア属の一種ですが、よく「サルビア」と混同される真っ赤な花(サルビア・スプレンデンス)とは別の種です。一般的なサルビアは一年草として扱いますが、チェリーセージは多年草の半低木。同じ株が何年も花を咲かせ続けます。


開花期間も大きく異なります。サルビア・スプレンデンスが夏の短い期間に集中して咲くのに対し、チェリーセージは初夏から霜が降りるまでの長期間咲き続けます。株全体がこんもりとした低木状に育ち、草丈は50〜100cmほどになります。


なぜ赤と白に色が変わるのか — アントシアニンと温度の関係

チェリーセージの株全体。こんもりとした低木状に育ち、赤い花が全体に散りばめられた様子の墨絵イラスト

ホット・リップスのツートンカラーは、「温度によってアントシアニン合成量が変わる」仕組みから生まれます。アントシアニンは赤・紫系の色素で、低温・強日射の環境で合成が促進されます。


夏(25℃以上の高温期)は合成が抑制されて赤い部分が薄くなり、花全体が白に近づきます。秋に気温が15〜20℃に下がると合成が活発になって鮮やかなツートンカラーが現れます。


真冬(10℃以下)には完全な真っ赤になることもあります。同じ株でも季節によって全く異なる表情を見せるのがホット・リップスの魅力で、花色の変化そのものを楽しむ植物です。


育て方と剪定 — 「切るほど咲く」が基本


日当たりがよく水はけのよい場所を好みます。乾燥に強い一方で過湿が弱点なため、梅雨時の根の蒸れには注意してください。三重県の気候では露地植えで問題なく越冬します。寒冷地や鉢植えの場合は株元を腐葉土でマルチングすると安心です。


剪定は「切るほど咲く」が基本です。


花が終わった茎をこまめに切り戻すと、新しい枝が伸びて次の花が咲きます。生育期(5〜10月)は月に一度の軽い切り戻しを繰り返してください。冬に地上部が枯れ込んでも根は生きているため、春に新芽が出るのを確認してから古い茎を整理します。


焦って根元まで切らないことがポイントです。


Q. チェリーセージとサルビアは何が違いますか?

A. 一般的な「サルビア」(サルビア・スプレンデンス)は一年草ですが、チェリーセージ(サルビア・ミクロフィラ)は多年草の半低木です。同じ株が何年も咲き続け、開花期間も初夏から秋まで非常に長いのが特徴です。ホット・リップスのように気温で花色が変わる品種もあります。


Q. ホット・リップスの花が全部赤になってしまいました。どうすれば戻りますか?

A. 夏の高温期(25℃以上)は赤一色になるのが自然な変化です。秋に気温が15〜20℃に下がると白が戻ってきます。操作する必要はなく、涼しくなれば自然とツートンカラーが復活します。


 
 
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