少し奇妙な見た目をしてるこちら、シャワーヘッドのように見えますよね。何だと思いますか?苦手な方もいるかもしれません・・・。こちらは、蓮の花の「花托」です。
花托は「かたく」と読みます。花托とは茎の一部で、お花を育てるための土台のような部分です。画像のような緑色をした花托はまだ若く、なんと生食で食べることもできるんです。
この中には蓮の実が入っていますよ。中国や台湾などのアジア地域では、蓮を加工してお菓子に入れて食べるそうです。お花はお茶にして楽しむ地域もあるんですって。 蓮の花はもうご存じかと思いますが、淡いピンクでとても美しいですよね。水面に浮かぶ幻想的な佇まいは、清らかさを象徴していて宗教との結びつきも深いです。
地下茎はあの有名なレンコン!もちろんこちらの食用されます。美味しいですし、日本の食卓にもおなじみですよね。レンコンは、穴が開いていることから、「先を見通す」とされて縁起のいい野菜でお正月料理にも使われます。お花も花托も地下茎も食用にできるだなんて、素晴らしい植物ですよね。なかなかお庭で育てることはありませんが、水面に浮かべるとかわいいですよ。ドライの花托はアレンジメントにもおすすめです。ドライの花托については、また改めてご紹介できたらなと考えていますので、お楽しみに。