通りかかった花壇にかわいらしく咲いた花を見つけました。
中央が茶褐色で花びらが濃いピンク色のかわいくてポップな花、名前を調べてみたところ、「ローダンセマム」のようです。
北アフリカやスペイン原産の多年草で、寒さにも強く開花時期も3月~6月頃までと長いこと、グリーンと花を楽しめる植物として人気のようです。
品種改良もかなり進んでいて、色も大きさも様々な種類が登場していますが、ポピュラーなのは花弁が白で中心が茶褐色のアフリカンアイズ、花弁が白で中央黄色のホスマリエンセ、画像のようなピンク系の品種には、花粉のでない濃いピンク色のマーキュリー、お菓子のようなピンク色のプチマカロンなど。
どの花もコンパクトでシルバーリーフに良く映える色合いなので、花壇やプランターでの寄せ植えにしても使いやすそうです。
スタイルはマーガレットによく似ていますが、マーガレットは寒さに弱く氷点下で傷んでしまうのに対し、ローダンセマムは―10℃までは屋外でも平気。
ただし、暑さには強くないので湿気を避けて生育を休止させておき、秋に刈り込んでおくのが勧められています。日当たりの良い水はけのよい場所で夏越しさせて、翌年の春にまたかわいい花を咲かせて欲しいですね。
名前のローダンセマム(Rhodanthemum)の由来は、ギリシア語でバラを意味するRhodonと花を意味するAnthemonが語源のようで、花言葉は「永遠の愛」や「気丈に」「誠実」があります。
品種によって雰囲気は違いますが、スラリとのびた茎の先にカラフルでかわいらしい花をさかせる様子は、小さくてもしっかりと気丈に伸び上がり、誠実な笑顔を見せてくれているようです。