蓼(たで)食う虫も好き好き…の仲間「タデ(オオベニタデ)」
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 2021年11月28日
- 読了時間: 3分
更新日:5月2日
タデ(蓼)は日本に古くから自生する野草で、タデ科タデ属に属します。蓼食う虫も好き好きという諺で知られていますが、この蓼とは本来ヤナギタデのことで、強い辛みのある葉が特徴です。オオベニタデはその仲間で、秋に赤みがかった小さな花を穂状に垂らして咲きます。高さが1〜2mにもなる大型の一年草で、庭や畦道に生えると存在感があります。

オオベニタデはアジア原産の帰化植物で、江戸時代から観賞用として栽培されてきた歴史があります。花の色は濃いピンクから赤みがかったものまで幅があり、ドライフラワーにも向いています。葉や茎は食用にもなりますが、ヤナギタデほどの辛みはなく、若い葉を天ぷらや炒め物にする地域もあります。秋の里山や農地の周辺でよく見かける植物です。
タデ・オオベニタデの基本情報
学名:Persicaria orientalis / タデ科イヌタデ属
別名:大紅蓼。原産地:東南アジア。一年草(帰化植物)。
開花期:7〜10月。草丈:1〜2m。花色:濃いピンク〜赤紫色の小花が穂状に垂れ下がる。
日当たりを好む。種子で増える。庭・畦道・土手などに自生。ドライフラワー向き。
知っておきたい豆知識
蓼食う虫も好き好きという諺の蓼は、本来ヤナギタデという種類を指しています。ヤナギタデの葉は独特の強い辛みと苦みを持ち、刺身のつまとして今も使われます。この諺は辛くて食べにくいものを好む虫がいるように、人の好みはさまざまだという意味です。江戸時代から明治時代には、オオベニタデは大名庭園にも植えられた観賞植物で、その大きさと鮮やかな花穂が珍重されていました。

よくあるご質問
庭にオオベニタデが生えてきたらどうすればよいですか?
オオベニタデは一年草なので、花が咲く前に抜いてしまえば種が落ちず翌年の発生を抑えられます。観賞を楽しみたい場合はそのままにしてもよいですが、種がこぼれると翌年以降も発生し続けます。草丈が高くなるため、庭のデザインに合わない場合は花後に種をつける前に刈り取るのが効果的です。
タデとイヌタデの違いを教えてください。
イヌタデはオオベニタデより小さく、草丈は20〜60cm程度です。花穂も短く、道端や空き地に普通に見られる野草です。オオベニタデは草丈が1〜2mになる大型種で、花穂が長く垂れ下がる点で区別できます。イヌタデの赤い実は小さくまとまった形をしており、赤まんまという愛称でも親しまれています。
ドライフラワーとして使えますか?
オオベニタデは花穂がしっかりしていてドライフラワーに向いています。花が満開になる少し前に切り取り、逆さにして風通しの良い日陰で乾燥させるとよいです。乾燥後もピンク〜赤みがかった色が残るため、秋の花材として活けることができます。ただし色は多少褪せるため、自然な風合いを楽しむ素材として使うのがおすすめです。
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