今年は土筆がかなり早く出ていたようですね。この画像は3月下旬に撮った遅咲き?のつくしです。

遊歩道の柵の根本にかろうじて2本あったのですが、今は姿もなく、緑のスギナでいっぱいです。田舎育ちの私は子どもの頃、毎年春になると土手や田んぼの周辺で春にはつくしをいっぱい摘んだ思い出があります。今も生えているのかはわかりませんが、当時は抱えきれないほどのたくさんのつくしを家に持って帰り、卵とじにしてもらった記憶も。子どもの口にはその春の美味しさは、今ひとつわからなかったのですが…。
私はずっと、つくしが大きく育つと杉菜(スギナ)になると思っていました。周りにもそう思っている方が多いように思い、改めて調べてみると「スギナとつくしは地中で茎がつながっている同じ植物の違う部分」つまり同じ「植物の違う部分」ということ。
シダ植物門トクサ網トクサ目トクサ科トクサ属。スギナの棒状の緑の葉の部分で光合成を行い、冬場以外は常に生えている雑草とされています。先端に胞子をつけたつくしは胞子茎というスギナの部位のひとつで、春先に繁殖のために芽を出し胞子を飛ばした後は枯れてしまうのだそうです。
つくしとスギナは親子ではなかったという新事実。今年は間に合いませんでしたが、来年は大人の味のおひたしや卵とじにも挑戦してみようかなと思っています。