三重県亀山市里山公園にて楠の枝打ち里山管理
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 1 日前
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三重県亀山市の里山公園みちくさにて、クスノキの高所枝打ちとフジヅル除去など里山の手入れをさせていただきました。

環境省の自然共生サイト(OECM)に認定された亀山里山公園みちくさは、年間1万人以上が訪れる三重県有数の里山公園です。かつての荒地を市民の手で里山に復元したこの場所で高木クスのお手入れをさせていただきました。

クスノキを見上げると、樹冠にはフジヅルが幾重にも絡みついていました。フジヅルは樹冠の内部まで光を届けにくくし、枝に余分な荷重をかけ続けます。高所と地上の二方向から同時に取り除くのが、この作業の要点です。

ロープを木に掛け、一段ずつ登っていきます。地上では見えない枝の向き、太さ、フジヅルの絡まり方を、木の中から確認しながら進みます。

樹上では2名がそれぞれポジションをとり、作業を進めました。枝を落とすのではなく、木全体のバランスと将来の樹形を見ながら必要な箇所だけを選んで切る。それが選択的枝打ちの考え方です。

逆光の中でのクライミング。木の上には風があり、揺れの中で体を安定させながら判断します。地上からは分からない景色です。

地上ではフジヅルの根元を切断しました。太いものは直径数センチになり、その強さには改めて驚かされます。フジヅルは樹木に絡みつき光を奪いますが、それ自体は植物として精一杯生きているだけです。いずれかを排除するのではなく、関係性のバランスを整えること。
里山管理の仕事はそこにあると思っています。

フジヅルを取り除いた後の樹冠は、見通しが良くなりました。枝の内側まで光が届くようになっています。
クスノキについての豆知識
クスノキは浅根性の樹木で、主要な根の多くが地表から30〜50cmの浅い層を水平方向に広がります。大きなクスノキでは根の先端が樹冠の外周と同等か、それ以上の範囲まで達することがあります。
舗装下でアスファルトを持ち上げる根上がり現象でも知られており、木の周辺の土壌状態が樹勢に直結しています。根が届く範囲の土を豊かに保つことが、大きなクスノキを元気に維持する一番の近道です。

枯れ枝や越境した太い枝はチェーンソーを使って処理しました。

日々私たちは木に生かされ木に触れさせていただいているという感覚は、どんな現場でも変わりません。
今回は人工巣洞も設置予定でしたが、また次回に持ち越しに。
里山公園で考える、高木管理と生物多様性のこれからという記事で書いたように、この公園での取り組みは続いています。
よくあるご質問
Q. クスノキの枝打ちに適した時期はいつですか?
A. クスノキの剪定適期は3〜4月(萌芽前)と9〜10月です。真夏の強剪定は樹勢を落とすことがあるため、7〜8月は避けるのが基本です。
Q. フジヅルが木に巻きついていますが、そのままでいいですか?
A. 長年放置したフジヅルは台風時に枝折れの原因になることがあります。根元で切るだけでも荷重を減らせますが、根が生きていれば翌年また伸びてくるため、数年かけて根を弱らせるか、掘り起こして根ごと除去する方が確実です。
Q. ロープ技術を使った高木作業はどんな場合に必要ですか?
A. 足場が組めない場所や、木を傷めずに高所を処理したい場合に有効です。クレーン車が入れない森の中、急斜面、大切な庭木の樹上作業などに適しています。剪定屋空では三重県の高木管理・特殊伐採に対応しています。
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