クビアカツヤカミキリの最新情報が分かるサイト クビアカのいま を公開しました。

春になると、毎年同じ桜並木の下を歩いていました。
その並木の何本かが、ある年から根元に木くずを出すようになり、やがて伐採されていく。クビアカツヤカミキリの被害を受けた桜です。いま、同じことが全国のあちこちで起きています。
ただただ、桜の下で花見がしたくて。
そんな気持ちから、クビアカツヤカミキリの全国の最新情報をまとめた小さなサイトを作りました。

クビアカのいま を公開しました
2026年10月18日、クビアカツヤカミキリの専門サイト クビアカのいま を公開しました。

全国のどこで被害が出ているか、新しく見つかった地域はどこか、各地の奨励金や伐採の補助はどうなっているか。それを一か所で、毎朝新しくなる形で見られるようにしたものです。
10月20日のまとめでは、被害が確かめられたのは22都府県・309市町村。国の一覧(2026年9月11日)のあとにも、新たに13の地域で見つかっています(農林水産省の防除戦略の一覧と、県・市町村の発表をもとにクビアカのいまが数えたもの)。
なぜ作ったのか
日本生まれのトキは、2003年に最後の1羽が死んで途絶えました(環境省 https://www.env.go.jp/nature/kisho/wildlifecenter/sado-toki.html )。ニホンオオカミは、1905年に奈良県東吉野村で捕獲されたものが最後の記録です(日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB08H1K_Z00C17A3AA2P00/ )。
どちらも、昔はどこにでもいた生き物でした。
桜という木が、この国から消えるわけではありません。でも、毎年見ていた近くの桜並木が消えることは、もう各地で起きています。昔はここにも桜があったんだよ、が思い出話にならないように。
クビアカは、見つけるのが早いほど止められる虫です。幼虫は木の中にいるので、人の目に入るのは根元に出る木くず(フラス)くらい。気づいたときには、木の中が食べ進められていることも少なくありません。
だから、お住まいの町がいまどうなっているかを知っておくことが、いちばん手前の対策になります。
桜やウメ、モモは、私たちが日々お預かりしている庭の木でもあります。この虫のことは、庭の仕事にそのままつながっています。
サイトでできること

住所から、あなたの市町村の状況が分かります。トップの欄に住所を入れると、その市町村で被害が確かめられているか、隣まで来ているかが出ます。

全国の地図は、都道府県ごとに4段階の色で分けています。虫が定着した所がある県、被害が出始めた県、隣まで来ている県、記録のない県です。

47都道府県すべてに、それぞれのページがあります。県の窓口や、その県で見つかった市町村の一覧をまとめています。
ニュースは毎朝6時に新しくなります。全国と世界の知らせを集め、10月20日の時点で420件。種類と地域で絞り込めます。
新たに被害が見つかった地域は、見出しだけでは載せていません。県や市町村の発表か、報道の本文を読んで確かめたものだけを数えています。

見つけ方のページでは、成虫の姿、入られやすい木、根元のフラス、幹の穴、よく似た虫の見分け方を、絵でまとめました。

成虫を捕まえて届けると奨励金が出る町や、被害木の伐採に補助が出る町もあります。こちらも1件ずつ自治体のページを読んで載せています。受付の期間や条件は変わることがあるので、申し込む前には必ず各自治体のページを確かめてください。

ほかに、拡大の予測と、その答え合わせのページもあります。以前このブログで書いたクビアカツヤカミキリの拡大予測の計算をもとに、実際に見つかった場所と照らし合わせています。
毎朝、スレッズとインスタでも
サイトの公開に合わせて、スレッズとインスタグラムに専用のアカウント @kubiaka.now を作りました。
スレッズでは毎朝、その日の新しい知らせと、クビアカの見つけ方や暮らしを少しずつお届けします。新しい発表がない日も、天気予報のように同じ形で出していきます。
小さく作って、毎朝育てる
このサイトは、大きな仕組みではなく、小さな道具の組み合わせです。費用は、アドレスの年10.46ドルだけ。あとは無料の仕組みを組み合わせて、毎朝自動で新しくなるようにしています。
作るまでの手順やつまずいた所は、小さな事業者が情報サイトを持つときの参考になるかもしれないので、WORK CASE に記録としてまとめました。
情報は、国の一覧と、県や市町村の発表、報道をもとにしています。見つかっていても、まだ発表や報道がない所は載りません。一覧に名前がなくても、虫がいないとは限らない。そのことも、サイトの中に書いています。
もし、お住まいの地域の情報が違っている、新しい発表が出ている、ということがあれば、サイトの問い合わせから教えていただけるとうれしいです。
最終更新: 2026年10月







